フラメンコギター

2014年1月 8日 (水)

テオドロペレスが拝めたよ

岐阜市オワリヤ楽器にあるテオドロペレスを一人で見てきました。

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1年前に買った2冊の本です。

ぼくがもともとテオドロペレスなんて知るわけがなく、上の『沖仁スタイル』で初めて知ったのです。

オワリヤ楽器さんでは、3人の店員さんと言葉を交わしながら小1時間ほどギターを眺めていました。

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まさにこれでした。

沖さんのこの画像はネグラを抱えていますが、ぼくが見たのはブランカです。

実売価168万円という高額な一品でしたが、通常はウレタン塗装のところをシェラック塗装で仕上げてあったり、糸巻がプレートを肉抜きして軽量化してある見事なものが付いていたりするものでした。

少し前までもう一台あったのかな?

東京の方が購入されたのだそうです。

ぼくが地元民だと明かすと、「県内の方はあまり来られないですね。県外の方がほとんどです。」とお姉さんが教えてくれました。

画像は一切撮りませんでした。

1音も弾きませんでした。

格調高い雰囲気を感じる場は、ぼくみたいな奴が通用する場所ではないからです。

そういう意味では、そもそもフラギに興味をもったこと自体が間違ってます。

でも、眺めながら店のお姉さんやお兄さんと話すだけで不思議と満足しました。

ペグのこと、板厚のこと、作りの精度のこと、ルシアーの耳のこと、スペインのいくつかの町のこと、弦のこと、本場トーケのギターセッティングや右手のタッチのこと・・・・・。

おもしろかったです。

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家に戻ってから、自分のエレフラのオンボードプリにちょっとガリが出ているのをちゃんとしようと思って洗浄しました。

缶にKUREって書いてありますが、556ではありませんので念のため。

こういうときに、楽器店でよく売っている接点復活剤を使う方がいいのかもしれませんが(やたら吹きかけている店員さんとかいるよね)、ぼくは使ってません。

いつ頃からだったか忘れましたが、ずいぶん長いことクイックドライクリーナーを使ってます。

ほんの少しチュビッ!って吹くだけで結構きれいになるし、ガリもかなりの確率で取れるので気に入ってます。

プリント基板にも使えるし、プラスチックも侵さない完全蒸発速乾性洗浄剤なので安心して?使ってます。

うん、ガリが完ぺきに取れました。

やっぱりぼくが愛すべきギターは、こういう子たちだなぁ~。

なんてね。

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2014年1月 5日 (日)

アリアのエレフラ⑨

トマティート、パコ・デ・ルシア、沖仁さんなんてところを部屋で聞きながら、下手くそですけどフラメンコギターの基本的なところを練習しております。

ちょっと違うところでは、耳慣れたジプシーキングスもやっぱりいいですし、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラもかっこいいですね。

どれも真似事すらできないですけど、聞いて雰囲気だけ味わって楽しんでます。

アリアA-120F-CWEのPUセッティングは、最終的にマイクロフォニックの大幅退治をして実用上問題のない状態にまで向上させることができましたが、弾いている間にも、「やろうと思えばもっとできるよな。」って思って、そう思ってしまうと、だんだんやりたくなってきてしまいます。

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このまま弾いていたい気持ちもありながら、でもちゃんと買い物をしてやってしまうことにしました。

付ける薬がなくなって、もうずいぶんになりますなぁ。

画像のパーツはホームセンターで仕入れてきたものです。

すでに台座の形をアレンジしたり、両面テープを別のものに付け替えたり、穴にスポンジを詰めたりして、追加工してあります。

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このようになりました。

これならさらに振動を受けにくくなりますね。

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オンボードプリを取り付けるネジ穴の4つのうち2つには、補強兼割れ止めを入れましたが、残る2つにも結局入れます。

いえね、先に入れた箇所が非常に具合いいんです。

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このようになりました。

はみ出てるところはプリを入れるときに全く干渉しなかったのでこのままにします。

実際この部分は、ボディの肩に向かってRがきつくなっていくところなので、プリを外してみると少し板がたわむんですよね。

いい補強になると思います。

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これは、デフォルトで取り付けられていたパーツです。

台座がわりと大きいものだったので小さく切り取りました。

ケーブルが入るところの爪の形状を直したり、円柱の方の穴を空け直したり、これまた追加工してあります。

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取り付けました。

ケーブルに急角度が付いてストレスが加わり過ぎないような位置に移動してあります。

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仕込みの最後はこれです。

エンドピンジャックに金属キャップをかぶせました。

LRバグスのオシャカになったものが余っていたので入れてみたらジャストフィット。

もしケーブルが揺れても、ハンダ部分に揺れの力が加わりにくいし、シールド効果も上がるので、絶対この方がいいと思います。

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はい、やりたいことをやりたいように、ぜ~んぶやっちゃいました。

大して変わらないかもしれないですけどね。

いいです、気は済みました。

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バックショットを1枚。

この値段でシープレス単板ていうのがお値打ち感あっていいですね。

サイド・バックが黄色いブランカは、フラメンコギターっぽくて好きです。

では早速弾いてみましょう。

むむっ!?

すごい!!

マイクロフォニックを完全にと言っていいくらい退治できてる・・・・・。

もうボディをどう叩いてもバウっていいません。

普通に弾いてても一段とクッキリ、スッキリして、音全体がレベルUPしたかのようです。

こういうことがあるから「やってよかったぁ。」って思ってしまうんですよね。

しかし我ながらすごいなぁ。

大、大、大成功です!!!

※ここからは久々に大馬鹿素人の生意気発言スタートです。

(いろいろ間違ってるでしょうから、くれぐれも真に受けないでください。)

以前から、エレアコやエレガットの市販品を店頭で試奏して、「このPUサウンドすごくいいなぁ。」と思ったことあまりなかったんです。

で自作に走ったこの6、7年でしたが、今回たまたまデフォルトのPUシステムをそのまま生かそうとしてあれこれイジリ倒しているうちに、メーカー製の一般的なPUシステムもちゃんとそれなりのポテンシャルを持っているということが分かってきました。

ギター本体の鳴りを向上させるとマイクロフォニックノイズが耳に付くようになるというのは、つまり充分な取り付けが成されていないということになるわけで、ぼくのようにボディ叩いて無理にバウっていわせなくても、何となくモヤッとするとか、ローがボゥンとして尾を引くのでハウりやすいとかいう現象が起こってきます。

本体のチューンをしてなくても、ライブの音量では、リハ演りながら鬼のようにEQ利かせてローカットして、それでも卓ではハイもダメだからといってゲインがっつり下げられて、悲しいくらいの音で本番を演らざるを得なくなります。

家で優しく爪弾くだけだからいいもんっていう場合でも、全体的な音の濁りからはまず逃れられないです。

アコギアンプで鳴らしているときは気にならなかったとしても、ラインで録ったら露わになります。

だからぼくらユーザーは、本体の鳴りとの関係だとか、内部の配線具合との関係だとかが分からないと、バグスがどうだとか、フィッシュマンがどうだとか、やっぱりモデリングあるやつの方が音いいんじゃないかとか、いや大金はたいてでもプロが使ってるどこかの工房製のオリジナルPUしかないんじゃないかとか、そういうブランドの違いや形式、値段の違いの話になってしまう。

でもそういうのって本来、今自分のギターに付いているPUの万全な状態の音が分かった上でのことなんですね。

何だかそういうことが、ぼくもようやく少し分かってきたような気がします。

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2014年1月 4日 (土)

アリアのエレフラ⑧

そういえば、友人ユキトさんがおっしゃってましたが、アコースティック・ギター・マガジンの最新号VOL.58にエレガットの特集があるんですね。

アリアはA-58CWE/Mが紹介されています。

そのせいかどうか分かりませんが、この年末年始にかけて、アリアはA-58CWE/MとA-60CWEが売れているようですね。

ネット上で各店の在庫が次々にSoldとなっていってます。

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ぼくのA-120F-CWEは、ようやくリペア&チューンが完了して弾きまくってます。

アントニオ・ロリエンテのカルメンと並んでフラギが2本。

大して弾けないのに笑っちゃいますね。

でも、何だか1年前からこういうギターのよさも味わいたくなってハマっちゃってるんです。

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完成したナットに弦を張った様子です。

弦高は12F上1弦2.7㎜、6弦3㎜です。

弾き慣れたロリエンテと同じにしたかったのですが、ピッタリ、うまくいきました。

チューン前よりレスポンスが上がって、本体の振動も気持ちいいし、音デカいし、セコでの切れ味はロリエンテよりもいいです。

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こちらはサドルの様子です。

今回は、どちらも苦心の作という感じで、自己満足度は高いです。

PUサウンドもマイクロフォニックが大幅に減少したことで、とても弾きやすいサウンドに激変!!

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コンデンサーマイクはこんなふうに取り付けられています。

手に入れてすぐに音出ししたときは、アンダーサドルピエゾの音はやっぱりシャキシャキだなと思いつつ、やっぱりマイクの音は空気感があっていいな、でもバウバウ言うなと思ったのでした。

ところが大変恥ずかしい話、いろいろ手を入れたときに見てみると、アンダーサドルがNANOMAG端子に、コンデンサーマイクがNANOFLEX端子にと、逆に挿されているではありませんか!!

そうなんです。

ShadowのNanoflexは、ローも拾うし、ゴルペの音も拾うのでした。

ボディをポンポンと叩いたときにバウバウいっていたのはアンダーサドルが出しているマイクロフォニックだったわけです。

今までの認識からするとびっくりだったんですけど、マイクの方がハイの利いたシャキッとした音で、ピエゾの方がちょっとくすんだ重心の低い音なのでした。

前オーナーさんなのか、販売店さんなのか、はたまた製造でなのかは分かりませんが、間違えちゃったんですね。

ところでロゼッタリングのデザインは何度見ても自分の好みの感じがしていいですね。

他では見たことないような気がしてたんですが、そういえばテオドロ・ペレスが似た雰囲気だったと思って確かめてみたら、何となく内外がリバースのパターンのようになってました。

厳密にはテオドロ・ペレスの方が手の込んだ感じで全然別物なのでしょうが、確かに雰囲気的には似たところがありました。

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テオドロ・ペレスといえば、大変希少な高級品ですが、何とぼくの住む岐阜県のオワリヤ楽器さんが輸入できるんだそうです。

岐阜市ですから車で30分くらいでしょうか。

学生のころに数回のぞいたことがある楽器店ですが、あまり縁がなくて、フラメンコギターに力を入れていることさえずっと知らなかったです。

今度見に行ってみようかな?

ま、100万円超なんてのは別格としても、本格的にフラメンコギターを演っておいでになる方々は、定価でいくとぼくのアリアの4~5倍以上のものを所有している例が少なくないです。

ぼくが持っているような定価10万円台とか20万円台の廉価フラギとは次元の違う、凄まじい音なんだと思います。

「30万円台では中途半端でよろしくない。」とおっしゃっている方もみえますから、やはりそういう世界なのでしょう。

それを分かった上で、思い切ったことを勝手に言わせていただくと、実はアリアのフラギってかなりいいです。

出音の仕方に性格の違いはありますが、ほぼ倍の値段のロリエンテ(これもチューンしてある)と比べても、作り、音ともにレベル的な遜色は全くないです。

超えていると思う部分もあるくらいです。

現在、新品でも実売10万円を切っている店がほとんどのようですから、内容からすると激安と言っていいと思います。

コルドバの中では、55FCEやFCWEが似ていると言っていましたが、仕様が一番近いのはどうやらルシアーシリーズのGK Proのようです。

ぼくのような廉価フラギをどれにしようか迷っている方がいらっしゃったら、参考にしていただいても構わないかなって思いましたよ。

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2014年1月 3日 (金)

アリアのエレフラ⑦

何だか連載物みたいになってますが、もう後は弦を張って弾くばかりかなと思っていたアリアのエレフラ。

実際に弦を張って弾いてみたところ、もともと悪くなかった生音がさらに生き生きと鳴ってまして、特にローのレスポンスと重みはかなり向上しています。

アディションブレイスを入れたので、ローは少々抑えられても仕方ないと思っていましたが、全く逆でした。

と・こ・ろ・が・・・・!

PUサウンドはもうメタメタ。

コンデンサーマイクはもとの感じと変わりませんが、アンダーサドルはひどいです。

どこが共振しているのか、本体の生音が向上し、サドル内の精度を上げたのが裏目に出て、盛大にバウバウ状態です。

もともと強めのゴルペやボディヒットでバウってましたが、よけいにひどくなってます。

これじゃ弾けたもんじゃない。

今までボディ内もイジってきて思い当たるのは、配線の取り回しが心許ないということ。

マイクロフォニックの嵐になっているかもしれないと考えました。

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まずはオンボードプリからやってみます。

スクリューの入る部分4ヶ所は、薄いスポンジがぺちゃんこになっていましたので、1㎜厚のゴムを足します。

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1㎜厚でも実際に組み付けると結構な厚みですから、ヤスリで形状を薄く整えて、下駄を履かせたことが目立たないようにします。

取り付け部分が、サイド板に全部接していた状態をスクリュー部分周辺だけにしてあとは微かに浮いた状態を作ったわけです。

振動を受ける割合はかなり減ると思います。

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アンダーサドルピエゾであるNanoflexにチューブをかぶせます。

シールドが露わになっている細い線材ですから、このようにして線が振動を直接受けないようにします。

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この透明チューブは熱収縮なので、熱を加えればピタッと縮んでくれます。

振動を直接受けなくなっただけでなく、線材自体の揺れもグッと少なくなるでしょう。

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では配線を仕込んでいきます。

フラギはボディが薄く作られているものが多いので、アコギのドレッドサイズなら肘まですっぽり入るぼくの腕でもこれはさすがに無理です。

シールドプラグを挿して引っ張るなど、工夫しながら進めていきます。

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具合がいいのかどうか微妙だと言っていたデフォルトの止め具を取り払い、別のものに変更しました。

本当はもっとよいものがあると思うのですが、部屋にあるもので勘考しました。

画像からは分かりにくいですが、1点をピンポイントで止めてあったものから、2点止めに変更し、その間の約10㎝をスポンジでダンプしてあります。

2点で止めるというのは、フリーになっている配線のたるみを取るのにも有効です。

以上で完了!

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早速、音出ししてみました。

うん、大成功!!

マイクロフォニックをかなり退治することができました。

購入時の状態よりよくなっていて、強めのゴルペでもバウって言いません。

いろいろやってみると、6弦側ロアバウトにパームを強めに入れたときだけバウってしまいますが、これならフラギとして充分使えます。

奥さんが「その音好きー。」と言ってくれました。

ということは、合格ですな。

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2014年1月 2日 (木)

アリアのエレフラ⑥

アリアのエレフラ、はじめはもっと簡単に、というか軽微なチューンでいけるかと思っていたんですが、あれこれやっているうちにもう⑥にもなってしまいました。

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ナットが思いの外うまくできたので、ようやくサドルをセットして終了かな?

と思いきや、「何だろう?この溝のザラつきは。」と、またしても気になるところを発見してしまいました。

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実は、インブリッジピエゾを真面目に考えるのも初めてなので、このザラつきも仕様なのかしらと疑ってみたりもしたのですが、ShadowのHPを見ても、インブリッジピエゾ関係の情報を集めてみても、基本は素子にバランスよくサドルからの圧がきっちりかかることらしいので、この分かり切っているはずの基本をちゃんとやることにします。

底面のフラットを正確に出した骨材にヤスリを貼り付けた道具を使います。

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ピエゾがセットされる溝がすっかりきれいになりました。

なかなか優れものの道具でしょ。

で、分かったのは、あのざらつきは塗装だということです。

何のことはない。

溝加工をしてから、マスキングもしないで塗装されていたわけです。

ということは、溝側面にも塗膜があるわけでして。

ありました、ありました。

また手間がかかりますがやります。

ピエゾもサドルも一切ブリッジ木部に接してないなんてヤです。

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同じ道具で溝側面も塗装を削り取りました。

トリマーを使ってもよかったのですが、ああいう強力なツールに頼って尖っている部分を斫ってしまったら悲しいと思い、あえて手作業を選びました。

画像左上に細長く白っぽい板状のかけらがいくつか写っていますが、ペリッてこんなふうに剝れるくらい厚みがあったわけです。

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サドルが接する溝側面もスーパーきれいになりました。

塗膜がなくなりましたので、これならピエゾもサドルもダイレクトに木部へセットできます。

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これでようやくサドル作成です。

塗膜を削った分、溝が広がったのでサドルを作り直します。

画像手前が上面、向こう側が底面になります。

工夫としては、基本をちゃんとやるということで、底面の両端をわずかに削り上げ、サドル下方向にかかる圧力が全てピエゾにかかるようにします。

底面側両端に中途半端な線が見えると思いますが、これがそうです。

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できました。

ピッチ補正やスロープの角度は、アコギでのやり方を生かしてクラギやフラギに応用しています。

そういえば、普段アコギの場合は、サドル断面形状にほとんどテーパーも付けず、スロットに対してかなりタイトな作りをするようになってきましたが、今回はアンダーサドルPU用にテーパーを付け、溝にギュッと噛むのではなくて、スルッと抜き差しできる程度にしています。

このほんのわずかな調節にも粗目のコンパウンドが役立っています。

削り過ぎてサドルがカタカタ動くようでは話になりませんし、かといってギュッと噛んでしまうようだとPUへの圧力がそこでスポイルされてしまいます。

プロの方は、こういう作業を確実にこなされるわけですから、やっぱりすごいですね。

作業的にまだまだ甘いなと思うこと、知識としても知らないことがいっぱいです。

今年も自分にとって新たな発見のできる年にしたいものです。

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2014年1月 1日 (水)

アリアのエレフラ⑤

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

ぼくは、この年末年始も例年のごとく、ギターをイジり、スキーで体を開放しながら、のんびり過ごしております。

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さて、アリアの中古エレフラのナットです。

まだ作業途中ですが、一度弦を置いてみました。

たぶんうまくいっているはずと思いながらも、初めての作り方をしたので、仕上げる前に確かめたかったのです。

うん、いいようですね。

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仕上げにかかります。

ちょっと前から溝の中も磨くようになってますが、粗目のコンパウンドを便利に使ってます。

コンパウンドは、ずっと以前から3種類でしたが、現在は4種類ということになります。

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できました!

アコギやエレキのときと同じくらいの精度が出せたんじゃないかな。

形状はごくノーマルなものですが、今までの経験に新しい工夫も加えながらやれてよかったです。

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これは購入時には分からなかったことです。

シャドーのオンボードプリは、ボタン型のリチウム電池仕様で軽く、さすがだなぁって思っていましたが、取り付け方を見てみると・・・・・。

う~ん、小さなスクリュー4つでサイド板に直接止めてあるだけでした。

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いったん外します。

堅牢な材ならともかく、これシープレス(糸杉)単板ですよ。

大丈夫なのかもしれませんが、何だか個人的に心配です。

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ペオネスの間が位置取りしやすかったので、えいやっ!

補強材を一つだけ貼りました。

そういえばこのギターには割れ止めが採用されていないので、たった一つですが、あった方がいいような気がしてきました。

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じゃ、反対側の同じ位置にも貼っちゃお。

あかん、また勝手なことやっとる。

「普通、割れ止めって、もっと何ヵ所にも貼るよなぁ、えへへ。」

ってダメダメ、悪い癖が出始めとるやないかい。

「はい、これでやめときます。」

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オンボードプリを元に戻しました。

補強材と言っても1㎜厚程度の薄い物です。

ささやかではありますが、これでちょっと安心。

結果的にやり過ぎなくてよかったような気がします。

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2013年12月31日 (火)

アリアのエレフラ④

スキーの今シーズン初滑りをしました。

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天気も良好!

友人KDさんと2人で気持ちよく滑ることができました!

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さて、先日からリファインのつもりでイジっているアリアの中古エレフラ。

ごらんのようにワイヤー止め具をサイド板に移設しました。

この形状のものは初めて見ました。

具合がいいのかどうか微妙なところですが、とりあえずそのまま使います。

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前記事で作成したアディションブレイスを仕込みます。

ブリッジやや後方、ボディ幅の一番広いところにというのはこれまでと同様です。

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何とかうまくいきました。

あくまでもトップ板の補強がメインですが、音にも少し変化が現れます。

ロリエンテやレイモンドのときは、高域がシャキッとし、低域のボワ付きを抑えることができました。

音量が出なくなる可能性も疑いましたが、実はそれほど変わりません。

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ナットは、手に入れたときすでに1・2弦の溝がアウト(低過ぎる)だったので作り直します。

無漂白オイル漬け牛骨です。

ナット材は相変わらずこれが好きです。

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ガット用のナットを一から作るのは初めてなので、珍しく慎重になって考えてみました。

ぼくが使っている弦は細い順に1-4-2-5-3-6弦で、他のブランドも似たようなものでしょう。

アコギやエレキとは違いますね。

ナット幅も50㎜越えですから、指板端をどのくらい取るとよいかも含めて弦間設定に工夫が必要です。

エクセルで弦間ピッチ簡易計算表を作ってみました。

ナット幅と6本の弦の太さを打ち込むと、どこに溝を切ったらよいかはじき出してくれるものです。

弦の太さも考慮に入れて、弦と弦の間の空間が一定になるように工夫してあります。

つまり、弦の芯-芯は全部間隔がバラバラなわけです。

断っておきますが、ぼくはPC操作はどちらかというと苦手な方です。

間違っても人様に提供できるような代物ではありませんので念のため。

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PC上で出た値をそのまま表の列幅に反映させてプリントアウト。

はさみで切ってナット上に糊で貼り付け、ラインの上をファイルで切っていきます。

とても具合よく作業していくことができました。

この方法、いつも使ってきたナットルーラーではダメなときにいいです。

またまた自分勝手に考えたやり方ですが、一つスキルが高まった気がしてうれしいです。

そうそう、間もなく年が明けますね。

皆様、どうぞよい年をお迎えください。

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2013年12月30日 (月)

アリアのエレフラ③

この年末は、例のごとく友人の機材のお世話もさせていただきました。

tatsuyaさんのアコギは、以前からアコースティックチューンさせていただいてましたが、先日、もとのPUシステムを全部取り外し、ディマジオのマグ1発にしました。

もとはアンダーサドルピエゾとコンデンサーマイクのミックスでしたが、ライブでコンデンサーがハウってあまり使えず、かと言ってピエゾだけだと高域中心の軽い音になりがちで、いろいろ思案されていたのですね。

エレキに慣れている人は、プレーン弦がエレキ臭い音になってもさほど気にしないということと、ローをかなり欲しがる傾向があります。

ぼくもそうですからよく分かります。

そこを逆手にとってマグ1発にするというのは、音量をかなり上げられるし、結構納得していただけることが多いです。

あと、hajimeさんのブルースJr.Ⅲに続いて、holmonさんのもModらせていただきました。

基本的にぼくのアンプと同じMod内容ですが、本人の好みに合わせて、ブライトコンデンサーを取り外し、プレゼンス回路の抵抗値を自分のものより下げて仕上げました。

ちなみに抵抗値は、ぼくの場合3.3kΩをパラっていますが、彼は2.7kΩでも納得いかず、2.2kΩを選びました。

ぼくとhajimeさんのは初段のプリ管に12AY7を入れてますが、holmonさんはお気に入りのシルバニア5963を入れているので、この抵抗値セッティングで何の問題もなく、むしろめちゃめちゃブルージーなサウンドを響かせていて驚いたくらいです。

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さて、本題です。

ボディトップのふくらみをどうするか考えながら内部をのぞいていたら、トップ板にワイヤーの止め具が貼り付けられているのを見つけました。

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きれいに剥がすことができました。

サイド板の方へ移設しようと思います。

それにしても、さすがにフラのトップ板は薄いですね。

ブリッジ材が透けて見えます。

ファンブレイスが7本のみという潔さですが、ロリエンテ以上に低いブレイスです。

お腹がふくらんでも仕方ないというか、ある程度は当然ですね。

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ブレイスの位置をできるだけ正確に写し取りました。

それにしても、このギターのトップのふくらみ加減は迷うところがあります。

販売店でアナウンスされていたように、確かにふくらんでいますが、ロリエンテやレイモンドをやった時ほどではありません。

しかし、hajimeさんの松岡良治よりはふくらんでいます。

何もせずにこのまま使い、さらにふくらんできたときに補強するという考えでもいいように思いましたが、微力なものでいいからアディションブレイス(追加力木)を仕込んで、これ以上にふくらまないよう食い止める考え方もできると思いました。

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やっぱりアディションブレイスを作りました。

形状は内部のブレイス形状に似せてあります。

加えて、今まで作ったものより低く、断面を先細りにして、ブレイスをくぐらせるアーチも幅広にして、トップ板への接地面積を大幅に減らしてあります。

ロリエンテやレイモンドは、この程度のブレイスでは助けられなかっただろうと思いますが、今回は、あえてブレイスの方が張力に負けてもいいくらい細いものにしました。

材はこれまでと同様ウェスタンレッドシダーです。

アホですが、自分の勘を信じて進んでいます。

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2013年12月29日 (日)

アリアのエレフラ②

Cordoba(コルドバ)のバレンシア製イスパニアシリーズと似ているアリアのエレフラ。

こちらはどうやら中国製のようです。

ヒール部のデザインは、もともと中国製には見られないのですが、材が上質なのに価格が手頃なので、これはやっぱりアリアがスペックや価格をオーダーして作らせたのではないかと。

他メーカーでも、本国から材やパーツを送って、外国で組み立てるなどの例は多数見られますから、そういった何らかのコストダウンの工夫をして製造されたと考えられます。

エレフラというと、ネット上でも情報があまりない種類ですが、某サイトに中国製とアナウンスしているものも見つけることができました。

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それにしても工作精度はなかなかよくって、サウンドホールからヒールブロックを見てもきれいですし、ちゃんとスペイン式で作られているし、ライニング部分はトップ材側がペオネスだったりします。

と、ここでトラスロッド発見!!

ネックの順反りは、それほどひどくはないのですが、理想を言えばもう少し真っ直ぐ目にしたいところでした。

手を入れるかどうするか迷っていたのですが、ロッドが入っているなら話は早いです。

早速回してみましょう。

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コルドバが4㎜レンチだそうなので試してみましたが入りません。

あれこれあてがってみて、ようやくインチサイズで回せることを突き止めました。

5/32インチです。

さて、慎重に・・・・力を込めて・・・・・あれっ?

ビクともしません。

でも、逆方向にも回らないので、接着剤で固着してるんじゃないかと予想し、断続的に強い力を込めては様子を見ました。

バキンッ!!

うおぉー、びっくりしたー。

何回目だったかググッと力を込めたときにすごい音がしてロッドが回り出しました。

ギター本体をチェックしましたが何事もなかったようです。

製造以来一度も回されてなかったということですね。

アリアもロッドが入っているということをアナウンスしていませんし、バック板方向から鏡を差し入れないと見えない構造なので仕方ないかもしれません。

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回したのは多分20度程度だと思います。

薄ら順反りを残して、実にいい状態となりました。

こういうことが原因で手放されるギターって少なくないかもしれませんね。

かなり得した気分です。

うれしいな。

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さて、次ですが、これはもうお約束というか、作法の一つとでも言いましょうか、ペグの取り付け直しです。

けして悪い状態ではないのですが、ペグプレートが微かに浮いているということはやはりここの処理なんです。

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はい、とび出していたバリを削り取りました。

塗装が割れたり欠けたりはしていなかったので、下穴は空けられていたのかもしれません。

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うん、プレートが木部にピタッときました。

こうしたパーツのフィッティングが決まるとレスポンスが向上しそうで気分いいですね。

気分だけかもしれませんけどね。

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2013年12月28日 (土)

アリアのエレフラ

いやぁ~、冷えてますね。

弱雪がずっと降っていました。

30日(月)にはスキー日和になりそうなので、地元の国見岳に行こうかなって考えています。

ところでちょうど1年前に、なぜかフラメンコギターが欲しくなって買いました。

1年経って、大して弾けるようになったわけでもないのに、なぜかまた欲しくなりました。

カポを使ったとき、12Fジョイントだと、もう2Fか3F上が欲しいなと思うようになっていて、ここ2、3ヵ月、ネット上でカッタウェイばかり物色していたのでした。

カッタウェイというとエレフラになりますが、エレフラなんてタマ数ないし、あってもかなり奮発しなけりゃ無理かなぁなんて思っていたところ、つい先週ですが、コメ兵のサイトでアリアのエレフラが出ていたので早速見に行きました。

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A-120F-CWEです。

「トップややふくらみあり、キズあり。 」とアナウンスされていましたが、それほどひどくなく、かなりきれいで、音も値段の割にはよいです。

何気にトップのスプルースはグレードが高いと見ましたし、サイド・バックもシープレス単板、PUシステムも軽量で全体が軽く仕上げられています。

ロクに弾けないぼくにとって、これだけよい内容のエレフラがこんなに安く手に入るなんてまたとない機会です。

アナウンスされている以外にちょっとした不具合を4ヵ所見つけましたが、自分で何とかしようと決心し、買って帰りました。

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ロゼッタやパーフリングにグリーンが入った装飾は、結構いい雰囲気で好みです。

前に買ったアントニオ・ロリエンテのカルメンも相変わらず気に入っていますが、おそらく両方とも製造はCordoba(コルドバ)ではないかな?と思っています。

カルメンは、現在コルドバのロリエンテシリーズの中に入っていますし、今回のアリアも、ボディ形状やヒールのデザインがコルドバのイスパニアシリーズ55FCEやFCWEにそっくりです。

ロリエンテシリーズはバルセロナ製、イスパニアシリーズはバレンシア製だそうです。

その他、廉価なものについては、アメリカのメーカーが協力しての中国製だそうで、今回のアリアは、プロフィール的にはバレンシアっぽい感じがしますが、中国製の可能性もあり?定かではありません。

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はい、早速やってますが、このアリアは、前オーナーさんがポジションを打ちたくて、おそらく針状のもので突き刺してマーキングしていたようです。

5、7、12Fの3ヶ所に小さな穴があけられ、周りの塗装が割れていました。

画像は、その傷を削って埋めて、改めてドリルで穴を空け直し、白蝶貝のマーカーを入れたところです。

正直、大変な作業でした。

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9Fも追加して、4ヶ所入れました。

はじめ、「針で突き刺すなんて無茶なことするなぁ。」なんて思ったりしましたが、何のことはない、ぼくの方が相当無茶なことしてますよね。

失礼なので元状態画像はUPしません。

スミマセン。

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指板が痩せ、フレット端がとび出そうとして塗装を浮かせてしまっています。

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削りました。

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フレット端の処理も全部やり直しました。

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ピカピカに磨き上げました。

はじめからこういうふうに作ってあったかのよう?とまではいきませんが、パッと見なら気づかない程度にできた・・・・・と思いたい。

相変わらず下手クソなのです。

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