ギターリペア

2020年10月 5日 (月)

プレミアムなD-45をオーバーホール ③

さあ、D-45の仕上げです。

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ナットは元のものを修正して使いました。

クリーニングした上で再接着、しっかり磨きました。

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サドルも元のものを修正して使うことができました。

ピッチ補正を入れ直し、弦高調整も施し直しました。

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懸案だったバインディング剥がれも磨き上げてご覧の通り。

貝の欠損もありましたが、ぱっと見どこがそうだったのかわからないくらいになりました。

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以上で全てのメニューが完了です。

オーナーさん、早速受け取りに来てくださいました。

仕上がり具合を確認されていたとき、仕上げた時より音が微かに冴えない感じに聞こえました。

オーナーさんが来られるまで、あえてレギュラーチューニングのまま置いておいたので、よく言えば馴染んだ、悪くいえば最適な位置関係から若干ズレたせいだと判断し、その場でロッド調整をし直して渡しました。

ああ、そうです、この立ち上がりと分離感、音通り、ここまで出るんですよこのギター。

オーナーさんもすぐに気付いたようで、大変喜んで受け取ってくださいました。

プレミアムなD-45、うまくいってホッとしました。

よかったです!(^_^)v

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2020年9月23日 (水)

プレミアムなD-45をオーバーホール ②

93年製D-45BRAZILの続きです。

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リフレットを行います。

古いフレットを抜き、指板調整をしていきましょう。

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弦も外し、トラスロッドも緩めてありますので、ネックには何の圧力も加わっていませんが、まず全体にネック材が順反っていることがわかります。

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サンディングをしばらく行うと、このようにネックの状態を極めて正確につかむことができます。

つまり、ねじれながら順反っていたということです。

このギターのように少しのことだと目視ではわからないこともあります。

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はい、びったり、隙間なし。

完全なストレートを作ることができました。

とにかくガリガリ削っただけでしょ、と思うことなかれ。

ネックアイロンと違って、削り量は少なければ少ないほどいいので、ころあいのよいときを見極めながら少しずつロッドを締め、またサンディングに戻って様子を観察し、これを繰り返しながら進めるのです。

そういう経験上身に付けてきた感覚的なギターとの対話は、文章にするのが難しいです。

ロッドの締め込み量、サンディングブロックの当て込み方、最終的にストレートが出た時点で作業が終了する帳尻の併せ方等、うまく説明できないことばかりです。

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ストレートがきっちり出せたということで新しいフレットを打ち込んでいきます。

画像は既に研磨をしているところです。

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リフレット完了です。

今回も、これでもかというくらいいい出来になったと思います。

つづく。(^^)v

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2020年9月13日 (日)

プレミアムなD-45をオーバーホール ①

弊工房に特別なD-45がやってきました。

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縦ロゴ、ヘキサゴンインレイでサイド&バックがハカランダです。

ボディバックバインディングが剥れてきたそうで、これを機会に気になっていたところを全てリペアしたいとのご希望なのです。

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では手始めにバインディング補修ですが、いきなり細く貝を削り出しています。

バインディングが剥れたついでに一部インレイが破断してしまったそうなのですが、4㎜ほど欠損してしまっているからです。

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うむ、これで揃いましたね。

では再接着作業に入りましょう。

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さあ、しっかり押え込みましたよ。

このままじっくり硬化を待ちましょう。

ハカランダの木目がいいですね。

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これはサウンドホール上部のクラックです。

ネック方向からの圧力で押されてしまっています。

左右両側とも指板幅の延長線上あたりにあります。

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こういうケースは、現在の状況でズレは止まっているのか、それとも現在進行形なのかは、分解してしまわないと確かなことは言えません。

今回はパッチで補強することにしました。

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はい、こちらもしっかり乾燥するのを待ちましょう。

かなりうまくいっていると思います。(^_-)-☆

つづく。

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2020年9月 8日 (火)

タカミネをチューンナップ!

弊工房にかなり懐かしいタイプのタカミネがやってきました。

オーバーホールとまではいかないけれど、実用的に問題のない状態になるようチューンします。

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フレットをすり合わせております。

若干ネックの反りもあるので、ロッドにも助けてもらいながら、出来るだけ相殺できるようにしていきましょう。

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うまく整ったので山出しをして磨きをかけていきます。

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はい、見違えるほどきれいになりましたよ。

もちろん、フレット頭の揃い具合もバッチリです。(^_-)-☆

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ナットをバッファローホーン(水牛角)で再作成しました。

これ、牛骨より弾力があるせいか、一段太く、深みを感じる音に変化します。

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ブリッジ周りは大きく手を入れました。

ブリッジプレート補修、弦ノッチ加工、ピン交換(エボニー)、サドル再作成です。

いつものごとく、各部できる限り精度を高めての工作をしましたので、ピッキングに対する反応、余韻、倍音と、どれをとっても向上したと思います。

新しいギターを手に入れることも楽しいことですが、長年連れ添った1本をまだまだ使える1本にすることも楽しいことではないかと思います。

受け取ったときのオーナーさんの第一声、どんなことを感じていただけるか、いつもドキドキするけど楽しみにしています。(^^)/

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2020年8月26日 (水)

White Falconな日々 ②

リフレットを敢行したホワイトファルコンの続きです。

パーツのグレードアップをお願いされていたのでやっていきます。

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リヤPUを外した穴から魂柱が見えます。

グレッチはあまり詳しくないのですが、ヴィンテージでトレッスルブレーシングというこれと似たような仕様があったことは知っています。

バイオリン属ではおなじみの魂柱ですが、これはトップの落ち込みを防ぐ役割があります。

で、グレッチの場合、これがもとで低い音を中心に響きを抑制する方向に働いていて、ヴィンテージではもっと幅が広く大きなものが入っていたり、前述のトレッスルが入っていたりして、生鳴りが抑えられているんです。

「グレッチは鳴りがよくない。」なんて台詞を聞いたことのある人は少なくないと思いますが、実はヴィンテージの頃からこの手のモデルはハウリングしにくくなるようにエレキとしての対策が取られていたんです。

すごいですよね、決して格好だけのギターではないんです。

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ナットは形状を修正して使います。

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電気パーツはほぼ全て交換です。

スイッチクラフト、CTS、Pure Tone Jackといった高品位パーツばかりです。

TONE用キャパシターはエマーソンを使います。

ハンダはうちの場合指定がなければSS47です。

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組み付けができてきました。

ソリッドエレキに比べると大変時間と手間のかかる作業ですが、ぼくが気に入って使っているのはごく普通の凧糸です。(笑)

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トラスロッド調整、弦高調整、ピッチ修正、PU調整等も全て完了!

上々の仕上がりです。

ぼくが「ホワイトファルコン」って言っているのに、なぜか家族は「プリンス(王子)」と呼んで喜んでいます。(笑)

それだけインパクトのあるギターなんですよね。

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美しく、かっこいいことこの上なしですね。

オーナーさんにお渡しするのが楽しみです!!(^^)/

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2020年8月23日 (日)

White Falconな日々 ①

弊工房にグレッチのホワイトファルコンがやってきました。

しかも余裕のある予算を確保されてのお任せリペア&チューンです。

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画像では見えにくいですが、ネックに少し波うちがあるのでフレットのすり合わせをやってみているところです。

ところがこのホワイトファルコン、弦を外し、トラスロッドを緩め、ネックにかかる圧力を抜いてもほとんど形状が変化しません。

こういうことは作業に入ってみないとわからないことです。

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しかも画像のようにほとんどのフレット端が浮いてしまっています。

なので、とりあえずすり合わせを始めたものの、浮きの修正も含めて考えてみると削り量がかなり多くなってしまうので路線変更です。

打ち戻しするくらいなら、指板調整した上でリフレットしましょう。

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ほとんどのフレット端が浮いていたのは、実はこれです。

ネックが横方向に反って、端だけまるでFenderの指板みたいにRがきつくなっていたのでした。

これはやはり指板調整しないと治りません。

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指板調整が無事終わったので新しいフレットを打ち込んでいきましょう。

ぼくは、プレス機とハンマーの両方を使います。

ダメージ少なく、でも甘いところはない状態にしようとしてこの方法に落ち着いています。

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すり合わせ、山出し、端処理をした後、画像のように研磨していきます。

一番手上げるたびに輝きが増してくるわけです。

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はい、これでもかというくらい磨きをかけました。

最終的にコンパウンドをかけ、オイリングして仕上がった状態です。

ネック自体はまるでオールドのように形状が安定しているようですから、これで万全と言っていいです。

美しい仕上がりになって大満足です。

さあ、まだまだがんばりますよ!

つづく。

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2020年8月 2日 (日)

プリアンプが故障したエレガット

エレアコにしてもエレガットにしても、プリアンプ部分が壊れてしまったら、ぼく程度の者では大抵歯が立ちません。

特に現在は、チップ部品てんこ盛りで非常にコンパクトな作りをしているので、何がどうなっているかを読み解くにも大変な時間がかかるし、わかったところで手が出せません。

多機能なものはなおさらです。

ぼくの業務の本筋はギター本体なので、電装品の修理については、ぼく自身が手がけたものでない限り結局お客さんに迷惑をかけることになりかねないので基本お断りしてますし、今後もそのつもりです。

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MATSUOKAのエレガットです。

プリアンプが故障しています。

オーナーさんとは、メーカー品の新品に交換することや、弊工房のDEOクリアPUに交換して手持ちの外付プリを使うことを提案させてもらいましたが、安価に済ませたいという要望と少々ズレがあったようで、逆に手持ちの別のエレガットからの移植を提案されて今度はこちらが困惑したりしていました。

サイド板の取付穴をどう処理したらいいかを考えると、とても安価にはできないからです。

話せばわかってくれるオーナーさんだったので、最終的にはぼくがやりやすい確実な方法でやるということで折り合いが付きました。

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まずはダメもとでプリアンプ部を分解します。

どうにもならなかったら捨てるという申し合わせです。

他でもこのような例がありましたが、古いものなのでメーカーサポートはとっくの昔に切れています。

こういうの、修理業を営んでいる側も、販売店側も、所有者側も本当に困ってしまうんですけど、どうなんでしょう。

電装品としては仕方のないことなのでしょうが、他のものでいろいろ載せ替えをしたとしても見栄えよくピタッと収まるものがないわけですから、みっともないことになるとすると、まだ充分生きているギター本体を使えないギター、捨てられるギターにしてしまうことにつながりかねません。

本当に勝手な、個人的な意見をこの際書いてしまうと、ぼくはオンボードプリをサイド板に穴を開けて搭載したエレアコ、エレガット商品、、、すみません、嫌いです。

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内部の金属ケースは、ビスではなく、ハンダで固められていました。

中の基板や配線の様子を見るだけでひと仕事なわけですが、今回の場合は開いてみたらすぐに不具合箇所を2つ見つけました。

1つはピエゾ用ジャックのハンダクラック、もう1つはアウトプット用配線材と基板のショートです。

ピエゾ用ジャックは、配線材を使わず基板裏に直接ハンダ付けされていたので、基板をケースに止めるためのビスとジャックを止めるためのビスがハンダ部分を引っ張り続けていたということです。

構造的に問題があると思ったので、配線材を使って結線し直しておきました。

アウトプット用の配線材は、ケースから引き出されていますが、留め具が何もないので、例えば電池を交換する際に引っ張られたとき、もろに配線材とともに基板を引っ張ることになっていました。

アース線は裸になっているので、何度もそういうことが起こったとき、アース線が基板上の触れてはいけないところに触れてしまうようになっていたようです。

これも構造的に大いに問題があると思ったので、ゲル状の接着剤を保護剤代わりに使い、配線材が基板に直接触れないように処理し、結束バンドをくくり付けて、それ以上引っ張っても基板の方に直接ストレスがかからないようにしました。

とりあえず以上でもと通りの出音ができるようになりました。

その他、表のコントロールにはピーキングEQがありますが、それとは別に基板上に半固定抵抗が2つあって、それぞれが回路中の2つコンデンサのかかり方を調節できるようになっていたので、表のEQ±0㏈のときの出音バランスを調整しておきました。

まるでシェルビングEQを利かせるみたいに使えました。

そうなんです、メーカーによって周波数バランスが違うとか、レンジ感が違うとか、ハウリやすさが違うとかいろいろありますが、実は回路の中で各メーカーはデフォルトの音を作り込んでいるということです。

よく見かけるのはローを全体に薄くしてある例で、これはハウリング対策だと思うし、もっと言うとクレーム対策と取れなくもないです。

さて、今回はオーナーさんがぼくに寄り添って考えてくださる方だったので以上のような修理を手がけさせてもらいましたが、うまくいったのは、たまたまパッと見てすぐわかる箇所のトラブルだったからです。

ぼく自身が製作したものでない限り、こうしたプリアンプのような電装品の修理は行いませんので、悪しからずご了承ください。m(__)m

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2020年7月31日 (金)

ギルドなアリアをオーバーホール

弊工房に古いアリアのギターがやってきました。

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おー、ギルドタイプですね。

よくわかりませんが、珍しいんじゃないでしょうか、初めて見ました。

今回はオーバーホールの依頼です。

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古いフレットを抜いて指板調整をしましょう。

ストレートを出し直します。

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新しいフレットを打ち、磨き上げました。

さすが、古いギターは木が安定しています。

作業のいろいろな場面でそれを感じました。

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ペグを交換しました。

GOTOHの510です。

ヘッド面は表裏ともに研ぎ直しました。

厚い塗装が水面のようにうねっていたからです。

これ、オーナーさんにも喜んでいただけました。

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ナットは牛骨にて作り直しました。

以前はどうやらずっとミディアム弦を使っておられたようですが、今回はライトです。

「男は黙ってミディアム。」の世代なのです。

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サドルも牛骨にて作り直しました。

オクターブピッチも取り直したので、これで万全に演奏することができるでしょう。

ん~、鳴りますね。

やはりこれぐらい年数の経って生き残ってきたギターを手入れすると本当に鳴ります。

もちろんヴィンテージギルドと比べるのはナンセンスですが、反応よく朗々と鳴るんですよね。

オーナーさん、ご夫婦で受け取りに来てくださいました。

いえ、夫婦仲はもちろんですけど、ひょっとしてこのギターにお二人ともいろいろ思い出があったりするのかなって。

違っていたらすみません。(笑)

でも、もしそうだったらいいなって、自分の中ではそういうことにしておきました。(^_-)-☆

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2020年7月11日 (土)

OM-21をリフレッシュ!

90年代のMartin OM-21がやってきました。

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比較的きれいな状態、にしてもOM-21とは珍しいですね、初めてお目にかかりました。

・バインディング剥れ補修4ヶ所

・ナット修正、サドル再作成

・ブリッジプレート補修

・ブリッジピン交換

といったメニューでリフレッシュを図ります。

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21なのでべっ甲柄セルです。

縮んでしまったのでしょうね。

いつも迷いながら、大抵は弦を外した状態で行ってきましたが、今回は思うところあって、様子を見ながら弦を張ったまま行いました。

うまくいったので、はみ出した接着剤を取り除き、面を揃え、磨き上げました。

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3~6弦は見事にヘッド側に圧がかかっています。

ぼくはあまりこの溝切の仕方を支持していませんので、全体の形状も変更し、溝も指板側に圧がかかるように修正しました。

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元のサドルを外しました。

出てきましたシム2枚、しかも厚紙、、、。

これはピッチ補正も新たに入れつつ牛骨で作り直しました。

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ブリッジプレートは全ての弦のボールエンドが半分近くめり込んでいたので補修です。

メイプルでプラグを作って埋めましたが、最近はマグネットで押さえるのではなく、自作の金属プレートを当ててクランプしています。

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ブリッジピンはプラ製からスネークウッドに交換です。

タイトにフィッティングすることができました。

ブリッジプレートを補修するといったん穴が塞がるので空け直すのですが、よく5㎜のドリルで行う例を見かけます。

ぼくは4.5㎜で空けてから、ピンによって3°または5°のリーマーでテーパーをつけていきます。

こうすることで奥に入ったボールエンドの遊びがなくなり、ブリッジプレートへの早期のめり込みを防ぐことができるのです。

もちろんいつものようにどのピンが何弦用かマーキングもしてあります。

その他ペグメンテもさせてもらいましたが、以上で今回のメニュー完了です。

オーナーさん、受け取りに来たとき、まずはいつもの調子で弾こうとしたのでしょうか。

一弾きした瞬間に「うおっ!」って言いました。(笑)

実はぼくも仕上がりチェックしたとき、ものすごく鳴るようになったので驚いたんです。

バカ鳴りと言っても言い過ぎではないくらい。(^^♪

このOM-21、たっぷり隠し持っていたんですね。

大変喜んでもらえてよかったです。(^^)v

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2020年6月26日 (金)

L-48ジャンク品をレストア&大改造!②

本体のレストアがほぼ完了したL-48の続きです。

本来は搭載されていないPUシステムを組んでいきましょう。

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コントロールは、要望に合わせて1V、1T、1SWとしました。

つまみやノブは木製、トーン用キャパシターはロシアンMILのオイルコン0.015μFという特別仕様です。

ポット、SW、配線材も、アメリカンヴィンテージを意識した良質なものを使用しています。

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黒のエスカッションにハムバッカー2つです。

実はこのハムバッカー、T社の新品を分解、マグネットをアルニコ4に交換、カバーやポールピーススクリューをエイジド加工し、組み直すという作業をしてあります。

手前味噌ながら手の込んだ一品なのです。

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ジャックはストラップピン穴を流用しました。

ブリッジ部は木製なので弦アースが取れないことから、ジャックとテイルピース取り付け部を銅箔でつないで取ることにしました。

トラブルが起こりにくいシンプルな仕様です。

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はい、動作バッチリです。

16インチのノンカッタウェイに2ハムっていうと、ぼくには思い浮かぶモデルがないです。

でも、175とも125ともつかない、ありそうでない仕様ながら、それなりに良いまとまりとなってきました。

では最後にピックガードを製作しましょう。

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べっ甲柄のアクリル板から切り出しました。

まるでヴィンテージに見られるようなセルロイドPGを彷彿させるような素晴らしい質感の板です。

それでいて耐久性はセルロイドより数段上です。

以上で全て完了!

要望に応えるという意味では極上の出来になったのではないかと思います。

喜んでいただけるかどうか、受渡するときが楽しみです。(^^)v

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