シールドケーブル

2020年7月12日 (日)

いろいろ知らないことばかりのヘッドフォン

カセットMTRを使っていた頃のことは無しにして、CDの時代になってから自分で録って編集するのを初めてやってみたのは確か22年前です。

今でも苦手種目ですが、当時はそりゃもう四苦八苦した覚えがあります。(T_T)

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13年前に撮った画像が残ってました。

画像左は、初めて必要性を感じて手に入れたAKGです。

お気に入りでしたが、これを使っているとどんなものでもMIXが派手になってしまうのに気付いて、このとき右のオーディオテクニカを手に入れたのですね。

能率低めで端正な響きのAKGから、能率高めで重心低く闊達に感じたオーディオテクニカに方向転換したわけです。

その後、普段のリスニングも含めてボロボロになるまで使い倒しました。

オーテクがもうダメだってなった頃、定番と言われるSONYのMDR-CD900STを使うようになっていきましたが、ちょうど1年前、2人で録るということがあって、モニターヘッドフォンが同時に2つ必要になったとき、今後のことも含めてサブのつもりで安価なクラシックプロを仕入れました。

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ところがこのクラシックプロ、サブのつもりだったのにCD900STより音漏れは少ないはMIXはしやすいはで、この1年すっかりメインになってしまっていました。(>_<)

と、そんなときにマニアックな友人から「CD900STは改造するといい。」という情報が舞い込みました。

「ヘッドフォンまでそんなことしなくても。」というこれまでの思いがコロンとひっくり返ってしまい、自分もいろいろ調べて真似してみることに。

ぼくの検索だと、アンブレラカンパニーさんがずいぶん熱心に書いておられるのがすぐ見つかりました。

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アンブレラさんと言えば、、、実は今年に入ってからアンブレラチューンのFMRを2台手に入れていて、お世話になっているのでした。(^^ゞ

じゃあと言うんで、早速アンブレラさんがCD900ST用に切り売りしている特注4芯シールドケーブルをわけてもらいました。

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L側のケースを開けたところです。

いったん配線を全て外しましょう。

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本来つながっていた部分を1ヶ所切り離しました。

4芯シールドケーブルで配線し直していきましょう。

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なんとかミスなく、きれいにできたようです。

要は、この部分でグラウンドを分離し、クロストークを減らすというわけです。

もちろんプラグ側では分離してないので完全ではないのですが、ドライバー側だけでも分離するとかなり効果があるのだとか。

知らなかったです。

そして聴いてみて驚きました。

音場空間が目で見えるよう、、、と言うと大げさかもしれませんが、そのぐらいはっきりと再生音がグレードアップしました。

この後、

  • イヤーパッド交換
  • 側圧調整
  • R側ダミーケーブル設置
  • ミクロングラス調整

といったことを、再生音を聴きながら1つ1つ施していき、自分なりに納得のいくところでまとめてみました。

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仕上がったCD900STです。

クラプロも後で少し調整したので、ひょっとするとリスニングにはクラプロの方がいいかもですが、録音、編集だと、ぼく的にはSONYがメイン復活です。

ピュアオーディオ系のリスニングマニアや高忠実度再生追究系の生音マニアさんたちの中には、そもそもヘッドフォンで密閉型を使っていること自体あり得ないという意見もあって、それを言われるとぐうの音も出ないというか、この記事自体がくだらないということになってしまいますが、用途に合わせて何種類も数を揃えることができない自分の場合、音漏れしにくい密閉型の中でなんとかしなきゃいけないのが現実だったりします。

そういう意味で、今回のCD900STの改造アップグレードはとてもありがたかったです。(^^)/

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2018年8月 3日 (金)

BELDEN vs CANARE

エレキに長年親しんだ者にとって、アコギのPUサウンドというのは、入り口が取っつきやすいだけで、「もう少し生音に近い良い音で、、、。」なんて考えようものなら、たちまち失敗の連続で頭の中が大混乱になること請け合いです。

ギター、ケーブル、エフェクター、ギターアンプ全てを合わせて音色作りをしていくエレキに対して、ギター本体以外のPUから卓へ送り出すまでをピュアオーディオの世界にも似た高忠実度再生で考えていくアコギのPUサウンド作りは、似て否なるものだからです。(※ モデリングの考え方とかもあるので、あまり厳密に受け取らないでください。)

ぼくもいまだに知らないことが多くて、失敗ばかりですよ。

さて今回は、個人的に必要あって、比較的安価に手に入るシールドケーブルの話題です。Cimg89132
ベルデンの1192Aです。

以前はあれこれ試しては検討を繰り返しましたが、5年ほど前からずっとオヤイデのQAC-202(LC-OFC)でギターからエフェクターボード出口まで統一して使ってきましたから、こういうことをするのは久しぶりです。

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デュアルPUなのでステレオケーブルを作りますが、画像のようにモノ-モノで分岐するジョイント式のY字パーツも作ります。

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はい、ぼくとしては大変きれいにできました。

そうなんです。

今回はギターからプリアンプに入る前の入力部分だけです。

言い換えると、PUからの音声信号が増幅回路に入る前のパッシブ状態の部分ということになります。

ちょっとだけ音を出してみましたが、、、これはかなり苦しい気がします。

詳しいことは後にして、もう一つ作りましょう。

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皆さんおなじみ、カナレのL-4E6Sです。

昔、エレキのケーブルで「お金ないなら最低カナレかな。」とぼくの周りでは言われていました。

ずいぶんな言われ方で、だからぼくもエレキではカナレを使わなかったクチですが、誤解ですよね。

用途が変わればコスパ最高、むしろ積極的に使いたくなるなんてこともあり得るわけです。

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はい、こちらも大変きれいにできました。

手持ちのオヤイデQAC-202、モガミ2549も加えて、早速、音出し比較をしてみましょう。

ちなみに今回重要視するのは聴感上のノイズレベルです。

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上画像のように、いつものエフェクターボードやPAを使わず、ギターアンプ直で使います。

ぼくが聞き分けられているノイズは、サーノイズ、ジーノイズ、ブーンノイズの3種類です。

電気的に詳しくないのでいけませんが、それぞれノイズの発生源は別々ではないかと考えています。

サーノイズについては、どれを使っても変わらなかったので、ギターアンプの回路が出しているホワイト系のものでしょう。

それに一般的な製品の中で、AERはとても少ない方だと思います。

すると、おそらくハイインピーダンスなPUによるハム系のノイズではないかと考えられるジーとブーンがどうかということになります。

もうね、L-4E6Sの圧勝。

ジーは最も目立たなくなるし、ブーンに至ってはなくなったんじゃないかと思うくらいです。

QAC-202と2549はいい勝負で、どちらもあまり神経質に考えなければ使える範囲だと思いました。

コスパから言うと2549が大健闘だし、QAC-202とノイズレベルが同等でも、質がシーだったのがスーになる印象があってむしろ好ましかったです。

同じモガミの2534があったらさらに面白かったかもしれません。

1192Aは、今回のケースだと最もダメダメでした。

ジーもブーンも盛大です。

特に他と比べてブーンがかなり目立つ傾向でした。

作ったときに何か失敗箇所があったのかしらと思い、バラしてチェックしてしまったくらいです。

今回は、メッキの有無、静電容量、シールド率等、ケーブルのデータ的なことを一切書かずに擬音語ばかりのお粗末な記事になりましたが、とりあえずアコギPUのパッシブ部分では、カナレのL-4E6Sが少ノイズ&安価という点で大お薦めなのです。

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2018年6月 5日 (火)

Hinukamu Blowのコースケさん機材

以前からアコギのメンテやらPUシステム等、お世話をさせていただいているHinukamu Blowのコースケさんから相談がありました。

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ほい、Crewsのベースプリですね。

ぼくもそうなんですが、彼もこれをアコギに使ってます。

実は今回、ギター本体はマグネットPUの交換(LRバグスM1⇒ディマジオDP234)とDEOクリアPUの再バランス取りをしたんですが、どうも現場でこのプリアンプがおかしいのではないかとのことでした。

と、ここでHinukamu Blowって?

という方のために少しだけ。

・オフィシャルHPhttp://hinukamu.wixsite.com/hinukamublow-web

・YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCt81yDE1flfB2g3OF4Q5b8A

・コースケさんのブログhttps://ameblo.jp/hinukamublow-kosuke/

・熱烈紹介記事http://www.marshallblog.jp/2017/10/1har.html

お隣は愛知県名古屋のバンドです。

さて、プリアンプのメンテです。

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まずはガリポップノイズの出ていたスイッチを交換しました。

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ハンダを確認していたら、アダプタージャックの部分2ヶ所にヒビが。

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きれいに付け直しました。

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本当は全部交換すべきなんでしょうが、電コンを7つ交換しました。

ミュートスイッチのポップノイズだけは消えませんでしたが、ガリがなくなり、音質もずいぶん甦りました。

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MOGAMI2534にてステレオY字ケーブルも作成し、作業完了です。

サウンドチェックもしましたが、かなーりいい感じだと思います。

喜んでいただけるといいです。

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2016年8月10日 (水)

デュアルPU化!

Lakewood M-14が、PUサウンドのグレードアップのためにやってきました。

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当ブログに何度か登場しているこのギター、オーナーはもちろん、地元を代表する女性アーティストYu-kiさんのものです。

絶品のボーカルを聴かせる彼女ではありますが、精力的にライブ活動をする中、最近は再びギターへの熱が高まっているようで、単なる弾き語りの伴奏用という枠を抜け出し、ギタープレイそのものもボーカルのレベルに近づけたいというねらいがあるようです。

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DEOクリアPUのオーダーをいただきまして、これまで使用していたマグネットPUとのデュアル化を図ります。

熱心に練習して上達するのと同時に「もっといい音で!」と願って機材のことを考えるのは、ギター小僧っぽくていいですね。

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PUユニットがきれいに組めました。

そういえば名古屋で知り合った方が言ってました。

「最近は名古屋にもギタ女がゴロゴロいるよ。歌の上手い子もいるけど、ギターがちゃんと弾けてる子はほとんどいない。」

どこまで本当かは分かりませんが、そうらしいのです。

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MOGAMIのマイクロフォンケーブル2549でTRSケーブルを作成します。

Yu-kiさんがギター機材にここまで踏み込んでくるということは、ソロでも自分の音楽世界を成立させられるだけのシンガーになろうとしているように思えたので、提供するぼくも自然と気合が入ります。

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ケーブルが出来上がりました。

アウトボードプリについては、予算に合わせていくつか候補を挙げさせてもらいましたが、彼女なりに検討し、TRIALのデュアルインプットプリアンプ・プロフェッショナルをチョイスされました。

内部トリムによるゲイン調整もバッチリ施しておきました。

実は、女性にこの手のシステムを提供させてもらうのは初めてです。

今月21日(日)のライブではご一緒しますが、「ダントツにいい音で演ってもらいたい!」とか思ったりしてます。

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2015年6月12日 (金)

断線リペアできるかな?

Masatoさんから、シールドケーブルの断線リペア依頼がありました。

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同年代なので、自分もよく知っている懐かしいケーブルも多いです。

エレキを使っていた頃にずいぶん使ったのでしょうね。

年季が入ってます。

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これは、ぼくも使っていたケーブルですが、メーカーが製造したままの状態で、線材が端子にちょんと乗っけてあるだけだったりして、かるーくショックを受けつつ作業を進めていました。

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はい、剥きなおして予備ハンダしてます。

ちなみに、ぼくの電気工作の知識、腕前は、つたないわずかな経験のみです。

母方の親戚がオーディオ部品の製造会社を営んでいまして、小さい頃から一家で手伝いに行き、ぼくや妹は工場で遊ばせてもらったり、少し手伝いができるようになると、工員のおばさんたちを真似たり教えてもらったりしていました。

ケンウッドの名古屋工場に完成した部品を納入する手伝いをしたこともありました。

ぼくにとってハンダの匂いは、懐かしい思い出の匂いでもあります。

でも、そんな程度なので、今後、プロとしてのこういう仕事は控えた方がいいかもしれないと考えているところです。

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今回のチェック品のうち5本、7ヵ所で断線が見つかりました。

上の画像は、引っ張ったらスルスルと抜けてきてしまった例です。

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ギターケーブルは、こんなふうにスミチューブでカバーされているものも多いですね。

新しいものに取り換えて仕上げます。

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出来ました。

近々使用する予定はないそうですが、線材自体がヘタることというのはほとんどなく、大抵は断線とか、プラグが壊れたりとかなので、こうやって直しておくと、またいつでも気持ちよく使うことができると思います。

Resonance Guitarsの場合、アコースティックギターに使うことが前提なので、常備しているハンダも、高純度4N錫、純銀、純銅というオーディオグレードのもの2種と、精密プリント基板用の鉛入り細線1種です。

エレキギターで王道のケスター44などのハンダは使いません。

なので、ギターケーブルというより、よりフラットな再生をするラインケーブルの方向に向かいます。

エレキで、ハイやミッドを削った音(このケーブル、ローがすげー出る!とかいうのは嘘ですよ。ケーブルは増幅装置ではありません。)、ドライ加減、粒立ちなど、ハンダで音味を追究したい方には、最寄でいくと隣町大垣市にあるMary Guitarsさんがお薦めです。

しかもここの丸井さんは、ぼくよりうんと若いイケメンで、ギター製作学校卒、メーカー経験もあり、エレキ中心ですから、ハンダ付けの腕前も素晴らしいです。

興味のある方は一度問い合わせてみるといいと思います。

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2012年9月18日 (火)

好みの音ってどう?

アコギ用のシールドケーブルを作りました。

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とは言っても、いつものごとく、普通にアンバランスで作っているだけです。

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今回は白のスミチューブで仕上げました。

う~ん、上品な色合い、いいですねぇ。

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ステレオ3m一本と、モノラル2m一本です。

このLC-OFCは、一応方向性があります。

分かりやすいようなマーキングをしておくことも意外と大事です。

間にはMIXPROを挟むということで、内部調整もしておきました。

MIXPROについては、オーソリティの方々が書いておられますし、ぼく自身は使ってないので省略。

音はバッチリ?

あくまでも好みですが、気に入ってもらえるといいな。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

音はあくまでも好み、と言えば、先日、ホルモンさんがピグノーズの40Wアンプを持って遊びに来てくれたときのこと。

2人で散々プリ管を差し換えながら、弾きまくりました。

最後は、後段の12AX7を12AT7に換えた音と、初段の12AX7を12AU7に換えた音との勝負になりました。

ホルモンさんは、結局後者をとったのですが、これこそ好みとしか言いようのない選択だと思いました。

エレキに関しては頭がボケかかっていたところなんで、いいきっかけができたと思い、最近イジっているVOXのミニアンプをさらに(一体何度目や!)イジってみました。

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スピーカーユニットを再度ジェンセンに入れ換え直し、電源ケーブルを新調したところでしたが、今回は、画像のように、背面に開けた3つの穴にそれぞれ塩ビパイプ配管用の蓋を取り付けました。

何をしようとしているかはバレバレですね。

  1. 密閉⇒最もくぐもっていて音が抜けてこない。ローのパワーもさほど感じない。
  2. 中央開⇒音量UP。ハイの抜けが向上して、輝き始める。ローもわずかに持ち上がった。
  3. サイド1個開⇒ハイの情報量がUPしてさわやかさを感じる。ローにパワー感が出てきた。
  4. 中央、サイド1個開⇒ハイにキレが加わった。ローは量感が少し抑え気味になった。
  5. サイド2個開⇒ミッドに少しふくよかさが出たのか、ハイに艶が乗る。ローはあまり変わらず。
  6. 全開⇒最もスッキリした音になる。全体にやや細身でタイトな音。

測定なしのヒヤリングのみですから、こんないい加減なテストはありません。

でも、よく耳を働かせて、エレキでの自分の好みを探る楽しさを久々に味わえました。

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3番と4番で、また何度も聞き比べましたが、結局こうなりまして、3番で落ち着きました。

ふさいである2つの穴が無駄のように思えましたが、これで最大だろうってところまで開いてないとできなかったことなので、これはこれで納得です。

よし、リッチー・コッツェンの『リメンバー』、耳コピの続きをやろうっと!

・・・・・おっと、AC4TV8での検索が結構あるようなので、念のために書いとかなきゃ。

こんな馬鹿げた改造は絶対に真似しないで下さい。

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2010年4月12日 (月)

ライブ用にLC-OFC

アコギに使うシールドケーブルは、ギター(エレキ)用よりもオーディオライクなものの方がよいと思っています。
これまで、ベルデン8412やオヤイデPA-02をいずれも切り売りで購入し、自作して使ってきました。
8412はすでに知人の手に渡っています。
PA-02はたいへん気に入っていますが、ライブでの取り回しにやや気を遣います。
今回は、ライブでの使い勝手を最優先に考えて、オヤイデQAC-202(LC-OFCカンタム)を試してみることにしました。
プラグ類は、Y字部分のジャックのみノイトリックで、あとは全てオヤイデNEOです。
ハンダは、楽器用だとよくKESTER-44が使われますが、ぼくは今回もSS-47でいきます。

最近、市販品を見ていてもセミバランス結線のものが普通に売っています。
きっと音的によいのでしょうね。
でもぼくは全てアンバランス結線で作りました。

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どちらかというと結線方法よりもハンダの違いの方が音に出やすいと思いますし、ライブのことを考えるとアンバランスの方が引っ張りに強いケーブルに仕上げられます。
実際、力任せに引っ張ってみましたが、びくともしないものができました。
上々の仕上がりです。

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使う箇所に合わせてスミチューブによるマーキングやプラグの保護を工夫しました。

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パッチケーブル×3、ステレオケーブル×1、Yケーブル×1、モノラルケーブル×1の計6点を全てQAC-202で作りました。

実は製作してからすでに2週間以上経っています。
自宅で使いながら、エージングも進みました。

で、肝心の音なんですが・・・・・・。
音触の柔らかさ、音の広がり感とも、PA-02には僅かに及ばない感じを受けるものの、負けず劣らずワイドレンジだし、輪郭がクッキリとしていて抜けのよい音が味わえます。

PA-02のラインREC

「PA-02.mp3」をダウンロード

QAC-202のラインREC

「QAC-202.mp3」をダウンロード

ヘッドホンでのモニターでは、ぼくの耳だとやはりPA-02に軍配が上がります。
しかし、アコギアンプのスピーカーや小規模PAからだとQAC-202はなかなかよいかもしれないと思いました。
音の立ち上がりがよいので、自室よりウンと容積が大きく、雑音のある店内ではこれが有利に働くような気がします。
取り回しはかなりよさそうなので、この音で果たしてどうなのか、またライブを演るときが楽しみです!

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2009年10月10日 (土)

オヤイデPA-02(PCOCC-A)ケーブルを使いやすくしてみたよ!

そういえば先々週あたりからU君のシールドケーブルについて相談を受けていたのでした。

相談といってもすでに構想が固まっていたので、ぼくは工具を貸したり、一部材料の仕入れを手伝ったりする程度です。

しかしみんないろいろ考えるものです。

何と今回はモンスターアコです。

音を確かめてみましたが、U君のシステムだとエリクサーより情報量が多目に感じ、音触も柔らかさが出ていました。

帯域バランス的には8412と似た感じです。

ただし、これはU君プリからパワードスピーカーまでのことです。

ギターからプリまでをやったらどうなるでしょうか?

U君はオールモンスターアコを企んでいます。

2芯ケーブルなのでステレオ化できると踏んだわけですね。

ところが径が何と8.5mmを超えるではありませんか。

一般的に手に入りやすいプラグでは対応できません。

というわけで先週、どうしようかと2人で深夜の打ち合わせをしましたが、とある工夫でやっぱりチャレンジすることに相成りました。

もともとバラすのはご法度のモンスター。

どうなりますか乞うご期待!

さて、こちらはDEOEMONご愛用のオヤイデPA-02ですが、今回Y字部分をリニューアルしました。

接点が増えるのが嫌で半田付けしていたのですが・・・・・・・。

  • オヤイデのNEOプラグはサイズがかなりきっちり作ってあって、ジャックへの抜き差しに遊びがなく、プリへの抜き差しに気を遣う。
  • PA-02は一般的なシールドケーブルよりやや硬いので、演奏する時いい感じにしつけようとする時ちょっと面倒なので、分岐前が回転してくれた方がねじれを取りやすい。

なんだか贅沢なことを言っているみたいですが、セッティングのとき毎度となると、やっぱり使い勝手がよいとは言えなくなってきたのです。

ただしこれは切り売りで手に入るPCOCC-Aだし、ぼくの好みや価格から言っても、情報量の多さ、音の鮮度の高さ、広大フラットな帯域バランスが抜群だと思っています。

今回のリニューアルの分を入れても、ギター→プリ→卓(合計7m弱)で16,000円はとんでもなく安い!!

使い勝手も向上しました。

最後にスミチューブで仕上げ、さらに使い良くしました。

こういう一手間が取り回しのよさを飛躍的に向上させます。

ついでにライン音源も新しく挙げておきました。

オリジナルで作っている曲です。

ぼくの音作りは、ナチュラル派の人にはあまり参考にならないかもしれませんが、マグ&コンタクトで叩きも演っている人には比較資料の一つになると思います。

生々しさという点では、U君のサザンジャンボが、現在ツインコンタクトでおそろしい音を出しています。

ツインコンタクトとは言っても、これまた2人であれこれ相談して組み込んだものなので、ちょっと変わったやり方をしています。

機会があったら紹介してみたいものです。

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2009年4月30日 (木)

ケーブル一つで・・・

いやぁ~忙しい。

家に帰ってくるとグッタリですね。(苦笑)

というか5月病でしょうか。(^^;)

ところでギターの話ですけど、ケーブルや配線材に何を選ぶかというのは、「そう変わらんやろ。」と思ったら大間違いってこともあるなーと、改めて思い知らされていたりします。

オヤイデPA-02でアコ用ケーブルを作ってみたことを話したら、U野君と☆さぁ★が素早いレスポンスを示してくれて、早速試聴会と相成りました。

集まったのは、オヤイデ、ベルデン、カナレ、オプティマの4本です。

しかし、店頭でもないのにステレオケーブルがいきなり4本集まって、同じセッティングのまま差しかえながら聞けるというのはなかなかないことです。(笑)

ぼくの個人的な印象

  • オヤイデは最も情報量が多い感じ。中点がミッドにあってワイドレンジ。FX音量やEQをあまりブースト方向で使うとリニアに分厚い音になっていくので、極めて控え目なセッティングでアコギらしさを失わないように気をつけた方がよいと思った。
  • ベルデンは最も重心が低い。太くて抜けもよいが、さらにローを稼ごうとするとやはり高域のレンジ感が希薄になりがち。聴感上のパワー感は最もあるので迫力のある音は作りやすい。
  • カナレは最もスッキリした感じがある。中点がミッドハイにあってナローレンジ。情報量が少なめなので、太くてはじけるような迫力のある音は望めないが、アコギの美味しいところをうまく聞かせてくれる。丸味のある綺麗な艶が乗り、メロが響かせやすい。
  • オプティマはフィッシュマンプリの付属品。最もハイが利き、粒が立ってくる。倍音成分がよく再生されるが全体に硬めの印象。バンドの中で埋もれないストローク音のイメージがする。ローは最もおとなしく、ソロだとやや物足りない。

U野君や☆さぁ★も同じような印象を持ったとは思うけど、4本ともそれなりのクォリティを備えたケーブルなので、それぞれどれを選ぶかは好みで分かれるように思いました。

また、同じ機材を使っていても、3人3様のタッチの強さ、ピッキングニュアンスがあるので、他の機材とのマッチングだけでなく、演奏者とのマッチングもあると感じました。

☆さぁ★が、「よく聞けば分かる程度だと思っていたけど、まさかこんなに違うとは思わなかった。」と言っていました。

ぼくも同感。

まるでイコライジングをがらっと変えているみたいだったし、音の感触の違いも大きかったです。

「曲調によってギターを持ちかえるんじゃなくて、ケーブルを差しかえるってのはどう!!」なんて冗談話にまでなったり。(爆)

とりあえずぼくはオヤイデの音が一番好みに近かったし、エージングもまだ少しかかりそうなので、このままPA-02を使ってみたいと思いました。

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2009年4月26日 (日)

ようこそ!オールオヤイデの世界へ(笑)

ぼくはアコギのPUとして、タカミネTRY-AX(LRバグスM1)とアーガス(コムピエゾ)のコンタクトをずっと使ってます。

ジャックをお気に入りのフィッシュマンにしても、M1仕様なら実売合計で25000円程度ですから、かなり安価ではないかと思います。

利点は、パッシブ状態で双方の出力が比較的高く、いい感じに揃うので、プリのゲインセッティングが楽だということ。

万が一接点トラブルなどでどちらかが音切れしても演奏を続けられるということ。

マグを取り外したいとき、弦を張ったままでもOKです。

難点もあります。

マグもコンタクトも単発でそこそこ音がまとまっているので、ミックスしたときにミッド~ミッドローが分厚くなりがちです。

特にマグは、フィッシュマンNEO-Dなど、基本的に箱鳴りを拾わず、高域が繊細なものの方がいいと思うくらいです。

そこで少し前から気になりだしていたのはシールドケーブルです。

ギターからプリまでは8412、プリから卓へはEx-proをずっと使ってきました。

自分で選定したというわけではなく、分からなかったので余所様のお知恵を拝借していただけです。

けして悪い音だったわけではなく、ケーブルとしては大きなコストもかからず、かなりよいものだと理解しています。

この経験を生かして、「ぜひ自分の機材にマッチしたものを安価に手に入れたい!」と思いました。

ところでアコギ用のケーブルって本当に少ないですね。

ステレオとなるとさらにありません。

これはMY-YOUですね。

こちらはブラックナーガです。

どちらも間違いなくいいですよね。

とてもあこがれます。

4~6万円ほどみれば、ステレオYケーブルとモノラルケーブルが1本ずつ手に入るでしょうか。

長さのことなど、カスタムでとなるともう少しかかりますかね。

無理をすれば・・・・・・いや、やっぱり無理しちゃいけないですよね。

楽しさを失わないよう、こういうときこそ浅知恵絞りましょう。

ところでオーディオの話になってしまいますが、ぼくは銀線の音が好きではありません。

「地味だね。」と言われそうですが、全体に乗るあの艶とか、高域のキラつき方、華やいだ音の抜け方とかがどうもダメみたいです。

お値段もそれこそ1m1万円以上っていうくらいの世界でしょうから、楽器用にコントロールされていない銀線を使って自作することはあり得ません。

うん、そうなんです。

やはり銅線を使いたいっていうことと、楽器用の中でもアコギならばギター用ではなくライン用ケーブルに目を付けてみたのです。

これ、オヤイデのPA-02という2芯ケーブルです。

OFCが当たり前の現在、同じ銅線でもより伝送能力の高いものをということでいろいろな製法があるようですが、これは古河電工のPCOCC-Aが採用されています。

残念ながらアコギで使用されている方の情報が手に入らず不安でしたが、・・・・・・7m買いました。

XLRのメスはノイトリック。

あとは全部オヤイデのNEOブランドで揃えてみました。

パッと手にとってみると、シンプルですがかなり精度が高いと分かります。

実際、ノイトリックのフォンプラグより挿し心地もカッチリしており、ぐらつきがありません。

今回はハンダも音響用を手に入れました。

オヤイデSS-47です。

ここまでやれば“オールオヤイデ”と言ってもよいでしょうか。(爆)

中はこんな風になってます。

すでによじってあるグラウンド線は網になってます。

白も赤も1mm線。

なんと和紙で包まれていました。

今回は基本的にこんな感じで仕上げています。

Y字部分です。

接点を減らしたかったため、ジャックにはしませんでした。

チューブを被せ、銅箔を巻き、さらにチューブを被せるという方法をとっています。

できました。

Yケーブルです。

こちらはプリ~卓へのモノケーブルです。

PA-02は単一方向性結晶無酸素銅線ということで、シースに矢印がプリントされてますから作りやすかったです。

これで締めて15000円也。

音はですね、お値段からするとメチャクチャいいですよコレ。

ぼくのPUシステムは「ミッド~ミッドローが分厚くなりがち」って言いましたけど、このケーブルだと何もしなくてもスッキリしちゃいました。

ハイからローまでレンジも広く、特にプレーン弦の倍音がきれいに伸びます。

妙な艶が乗らないのもいいです。

現在どんどんエージングが進むにつれてますますよくなってきています。

クッキリした感じはそのままに、音触の堅さが徐々に取れて非常に音楽的な方向です。

PA-02は太くて硬いですから取り回しはあまりよくないかもしれません。

ぼくは立ちでアコギライブをしますが、エレキのときほど動き回らないので3.5mほどの長さならそれほど苦にならないと予想しています。

MY-YOUやブラックナーガをお使いの方、予定してみえる方の参考にはなりませんが、まだ高級ケーブルは経験がないとか、エレキ用で中・低域がモリッとしていて不満に思っている方には超お薦め(責任は取らないよ)です!!

音源もUPしたかったのですが疲れました。(笑)

それはまたの機会っていうことで。

あ、言い忘れてました。

PA-02のシースって薄い紫でとてもきれいですよ。

女性が使ったらおしゃれに見えるかもです。

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