オーディオ

2020年10月21日 (水)

ヘッドホンハンガーを作ってみた!

つい後回しになっちゃうけど、ないと結局困るのがヘッドホンハンガー。

ヘッドホンを沢山持っている人ならすでに対策済みでしょうが、1つ2つを使い回しているぼくのような人は案外なくて困るときが。(^^;)

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これを最初に買って、デスク端でずっと使っています。

横着に2ついっぺんにかけておくことも。(笑)

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録りのときもやっぱり必要になって、これをマイクスタンドに付けて使ったりもしています。

普段は全然欲しいとか思わないのに、あるととても便利。

AKGのK553MKⅡを買って3つになったので、まとめてかけておくところを作ろうと思い立ちました。

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今回もパパッとできる簡単な工作でやってみます。

集成材の端材から同じ物を3つずつ切り出して加工しました。

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塗装して、乾いたら接着剤とビス1本で組み立てます。

はい、できあがり。

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塗装ブースの横に3つ縦に並べて設置。

とてもきれいとは言えないですけど、使いやすく整頓することができました。

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大して工夫点もないんですが、とりあえずヘッドバンドがかかるところには丸みを付けてあります。

あと、普段は3.5㎜のミニフォンプラグで使っていても、6.3㎜のアダプタープラグが必要なときってぼくは結構あるんですよ。

「あれ?アダプターどこ行った??」ってなることも時々起こるので、アダプタープラグを挿しておく穴も作っておきました。

付属してきたものじゃないとうまく付かないこともあったりするので。

あ、そうそう。

K553MKⅡに付属してくるのってカールコードじゃなかったっけ?って画像から気付いたAKGファンがいるかもしれないですね。

実は購入と同時にストレートケーブルに交換してあります。

AKGヘッドホンのいろいろなレビューコメントの中に、音について「ハイがきれい」「瑞々しい再現」という評と同じくらい「か細い」「ローが薄い」という評があると思うんですけど、以前長いことK240を使っていた経験からも、それって半分くらいカールコードのせいもあるんじゃないかって疑ってたんです。

実際AKGのモデルの中には、カールとストレートが両方付属しているのもあって、「ストレートの方が好ましい。」と書かれている記事も見つけることができました。

リケーブルしている人を探ってみると、モガミやノイマン、オヤイデに交換していて、多くの人たちが完成品をネット通販で手に入れてみえることもわかりました。

リケーブルするにしても、まだどういうものがよいか判断が付かなかったので、ものは試し、人柱的にbeyerdynamicを使ってみることにしたのです。

案の定、付属のカールコードより高域のチリチリした感じがなくなり、明らかに音の芯に太さが出ました。

やっぱり!って思いました。

ただ、これで充分満足というわけではなく、音量を上げて行くに従って硬さが耳に付きます。

本体のエージングがまだ全然できてないので、使っていくうちによくなってくるかもしれません。

あとですね、音のことじゃないんだけど、このケーブル、クセがスゴいんじゃ!(笑)

もともと小さく、しかも順巻きで袋に入っていたせいかもしれないけど、巻きグセがスゴ過ぎて。(×_×)

もう少し大きめに、できれば八の字巻きしておいてくれたらよかったのにと思うばかり。

折に触れて伸ばしてますけど、今のところなかなかクセが取れません。(T_T)

人にはお薦めしづらいケーブルなのです。

話が逸れましたが、ヘッドホンハンガーは満足できました。(^_-)☆

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2020年10月18日 (日)

異色の密閉型ヘッドホン AKG K553MKⅡ

学生の頃から30代半ばぐらいまで、ぼくはオーディオが好きで次第に自作するようになっていきました。

音楽を聴くのはスピーカーシステムで聴くのが当然という思いがあって、ヘッドホンはほとんど使っていませんでした。

というか持っていなかったかもしれません。

ところが、音楽を編集するようになってからは、スピーカーと同じかそれ以上にヘッドホンを使うようになっていったと思います。

だから、ぼくが使うのは、いわゆるモニターヘッドホンと言われる種類のものばかりです。

初めて手に入れたまともなヘッドホンは、AKGのK240でした。

K240st

今もド定番の1つとして販売されています。

音楽編集と言っても、まだロクに何もできなかった頃ですが、いい音がするのでボロボロになるまで使っていました。

そろそろ買い換えなきゃと思ったときに、それまで使用してきた中で気になることがありました。

K240で編集しているとついエフェクト類を盛りすぎてしまって、別の再生機器で鳴らしたとき、ずいぶん乱暴な音になってしまっていることがあったことです。

後々いろんなことがわかってくるのですが、K240等、AKGヘッドホンの音は繊細で端正、きれいな音を出すタイプが多いです。

そして当時購入するときに全く気にしてなかったのがインピーダンス(交流抵抗)値と感度です。

現行のK240の仕様で言うと55Ω、91dB/mW。

当然使える範囲ではあるのですが、レコーダーやPC、今ならスマホに直で挿して使うには、インピは低いほど使いやすいし、感度はもっと高い方がいいと言うことになります。

そうでなければやはりヘッドホンアンプを間に挟んで使うしかないでしょう。

そんなこともあって次に使い始めたのが当時評判になりつつあったオーディオテクニカのM50でした。

M50

今ではすっかり定番の1つですね。

現行品で38Ω、99dB/mW。

K240の後だっただけに、気になっていた点でめちゃくちゃ使いやすく、これもボロボロになるまで使いました。

音は対照的。

鮮やかで闊達、太さのある、中肉中背よりちょっとグラマス、重みのあるローが鳴るタイプでした。

編集していても、少しパラメーターをいじっただけでかっこいい音で鳴るので、エフェクト類のかけ方が控えめになっていったと思います。

それ以降は、ド定番中のド定番SONYのCD-900ST(63Ω、106dB)、安価なクラシックプロのCPH-7000(64Ω、108dB)と続いていき、最近はCD-900STを自家モディファイしたものがメインになっていました。

ミックスしたものがどんどん生々しい仕上がりになる傾向が強くなり、個人的にはうれしいんだけど、今後のことを考えるとより音場の展開を工夫できるようにならないとダメかもって思うようになりました。

K240はセミオープン型でしたが、M50以降は密閉型。

密閉型の多くは、自分の頭蓋骨の中もしくはそのすぐ周辺で各楽器やボーカルの音が展開されます。

これがオーディオスピーカーで聴くときとの大きな違いで、できればもう少し音が離れて欲しいです。

空間や奥行きをつかみづらいときがあるのですね。

でも音漏れのある開放型はレコーディング用途だと使いにくいので、どうしても密閉型の方が便利です。

それで1ヶ月くらい前から目を付けて買おうかどうしようか延々迷っていたのがAKGのK553MKⅡ。

モニターヘッドホンとして定番と言われているわけじゃないので、情報が少ない中あれこれ調べていました。

他の候補SOUND WARRIORのSW-HP10s(40Ω、103dB)、YAMAHAのHPH-MT8(37Ω、102dB)と散々迷ったあげく、ついに買っちゃいました。(^^;)

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どーん!

AKGのK553MKⅡ(32Ω、109dB)です。

早速鳴らしてみてますが、コレ、感動ものですね。

同じソースを聴いても音場が広く、開放型ほどではないけど、頭蓋骨の外で音が展開します。

1つ1つの鮮明さ、解像感はCD-900STの方がわずかにクッキリしている感じですが、帯域バランスに関してはこのK553MKⅡがめちゃくちゃよくて誇張が全くない感じです。

K553MKⅡ、密閉型モニタータイプとしては異色、間違いなく録りのときよりミックスやマスタリングで威力を発揮してくれそうです!!

CD-900STについては、これを超フラットだという人、逆にハイ上がりでローが弱いという人、評価はいろいろですが、ぼくは計測値的にはフラットだと言ってもいいけど、人間の耳を想定するとハイ上がりだと言ってもいいと思ってます。

人間の耳は高域にいくに従って感度が高くなるので、高域のレベルが徐々に減衰していっているものの方がフラットに聞こえる特性があるからです。

ローが弱いというのも、ハイと比較した相対的な言い方なら納得できますが、結構低い方までいいレベルで出ていますので、計測値的には決して弱くないです。

その点CPH-7000はすごいですよ。

比べると少しナローに聞こえますけど、人間の耳で聞いたときにフラットな感じを味わえるいいバランスの取り方なんです。

モニター用としてはもう少し解像感があったらうれしいですが、逆に長時間聴いていられます。

ぼくの勝手な評価としては、こんな風になるでしょうか。

  • モニターとしての解像感:CD-900ST > K553MKⅡ > CPH-7000
  • 帯域バランスの整い方:K553MKⅡ > CPH-7000 > CD-900ST
  • 音場展開の仕方:K553MKⅡ > CD-900ST > CPH-7000
  • コストパフォーマンス:CPH-7000 > K553MKⅡ > CD-900ST

CD-900STは、音質にしても装着感にしても、気に入る状態までチューンするのにお金と手間がかかります。

それに対してK553MKⅡとCPH-7000はちょっと手を加えるだけでOKです。

13年ぶりに再びAKGのヘッドホン、ぜひ活躍させていきたいです。ヾ(^v^)k

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2020年7月12日 (日)

いろいろ知らないことばかりのヘッドフォン

カセットMTRを使っていた頃のことは無しにして、CDの時代になってから自分で録って編集するのを初めてやってみたのは確か22年前です。

今でも苦手種目ですが、当時はそりゃもう四苦八苦した覚えがあります。(T_T)

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13年前に撮った画像が残ってました。

画像左は、初めて必要性を感じて手に入れたAKGです。

お気に入りでしたが、これを使っているとどんなものでもMIXが派手になってしまうのに気付いて、このとき右のオーディオテクニカを手に入れたのですね。

能率低めで端正な響きのAKGから、能率高めで重心低く闊達に感じたオーディオテクニカに方向転換したわけです。

その後、普段のリスニングも含めてボロボロになるまで使い倒しました。

オーテクがもうダメだってなった頃、定番と言われるSONYのMDR-CD900STを使うようになっていきましたが、ちょうど1年前、2人で録るということがあって、モニターヘッドフォンが同時に2つ必要になったとき、今後のことも含めてサブのつもりで安価なクラシックプロを仕入れました。

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ところがこのクラシックプロ、サブのつもりだったのにCD900STより音漏れは少ないはMIXはしやすいはで、この1年すっかりメインになってしまっていました。(>_<)

と、そんなときにマニアックな友人から「CD900STは改造するといい。」という情報が舞い込みました。

「ヘッドフォンまでそんなことしなくても。」というこれまでの思いがコロンとひっくり返ってしまい、自分もいろいろ調べて真似してみることに。

ぼくの検索だと、アンブレラカンパニーさんがずいぶん熱心に書いておられるのがすぐ見つかりました。

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アンブレラさんと言えば、、、実は今年に入ってからアンブレラチューンのFMRを2台手に入れていて、お世話になっているのでした。(^^ゞ

じゃあと言うんで、早速アンブレラさんがCD900ST用に切り売りしている特注4芯シールドケーブルをわけてもらいました。

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L側のケースを開けたところです。

いったん配線を全て外しましょう。

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本来つながっていた部分を1ヶ所切り離しました。

4芯シールドケーブルで配線し直していきましょう。

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なんとかミスなく、きれいにできたようです。

要は、この部分でグラウンドを分離し、クロストークを減らすというわけです。

もちろんプラグ側では分離してないので完全ではないのですが、ドライバー側だけでも分離するとかなり効果があるのだとか。

知らなかったです。

そして聴いてみて驚きました。

音場空間が目で見えるよう、、、と言うと大げさかもしれませんが、そのぐらいはっきりと再生音がグレードアップしました。

この後、

  • イヤーパッド交換
  • 側圧調整
  • R側ダミーケーブル設置
  • ミクロングラス調整

といったことを、再生音を聴きながら1つ1つ施していき、自分なりに納得のいくところでまとめてみました。

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仕上がったCD900STです。

クラプロも後で少し調整したので、ひょっとするとリスニングにはクラプロの方がいいかもですが、録音、編集だと、ぼく的にはSONYがメイン復活です。

ピュアオーディオ系のリスニングマニアや高忠実度再生追究系の生音マニアさんたちの中には、そもそもヘッドフォンで密閉型を使っていること自体あり得ないという意見もあって、それを言われるとぐうの音も出ないというか、この記事自体がくだらないということになってしまいますが、用途に合わせて何種類も数を揃えることができない自分の場合、音漏れしにくい密閉型の中でなんとかしなきゃいけないのが現実だったりします。

そういう意味で、今回のCD900STの改造アップグレードはとてもありがたかったです。(^^)/

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2017年4月11日 (火)

イヤーパッドがぁ~

普段、メインのヘッドフォンは、SONYのMDR-CD900STを使っています。

で、サブは同じSONYのMDR-G75というネックストラップタイプのものです。

ケーブルがリール式だったり、本体が折りたためたりするので、外に持ち出すのも便利でずっと気に入って使ってきました。

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はい、こういうものです。

現在は販売されていないと思います。

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さすがにイヤーパッドがへたってダメになってきました。

こういうパーツは消耗品ですね。

むしろ今までよくもっていたなと思います。

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新しく赤いパッドを買ってみました。

これはYAXIというメーカーが、KOSSのポータプロ用として作っているものなので、ぼくも合わないかもしれないのを承知で購入してみました。

50㎜のユニットに取り付けるという点では同一だと確認してましたが、実物を比べると厚みもあるし、外径も一回り大きいです。

大丈夫かな。

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ありゃま、意外とすんなり取付けれてしまいました。

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ふむ、全然大丈夫です。

音も聴いてみましたが、変わったかどうか分からないくらいでOKです。

付け心地はむしろよくなっています。

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収納するときはこんなふうです。

ケーブルもなく、左右のユニットも分かれず、シンプルにひとまとまりになるのはいいですね。

まだまだ使っていけそうです。

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2017年4月 9日 (日)

あれま、脱線

今年になってリリースした自主制作CD『FIND the STROKE』がちょこちょこと売れ続けています。

うれしいです。

ところで、HALF TONEというバンドをやっていた20代の頃からずっとですが、ぼくはオーディオには多少興味があっても、レコーディングを手掛けたことはないし、知識もほぼないです。

だから、レコーディングしたいときはいつも人にお願いしてきました。

餅は餅屋ってやつですね。

自分がマルチになれないことはよく分かっているつもりです。

レコーダーは、ZOOMのH2とQ3HDを持っていて、わりとそれで事足りていたんですが、昨年末あたりからマルチトラックで録れる簡易的なものが欲しくなっていたのでした。

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買ってみました、TASCAMのDP-008EXです。

ン十年前に買ったFOSTEXのカセットMTR以来です。

現在消え行く運命のMTRですが、PCの煩わしさに悩まされず、目的からして高機能、高音質が必要なく、こういうのに疎い自分が何とか使えるだろうということで選びました。

早速内蔵マイクでアコギを録って、メインオーディオの自作スワンで鳴らしてみましたが、充分イケそうです。

ところが録った音の確認をパッとやるには、普段CDを小音量で流し聞きするために使っているPC用ミニスピーカーがいいと思ったのですが、ちょっと音量を張るとビリビリのボワボワでダメでした。

いやそれは分かっていたことでもあるので、せめてもう少しいいものに買い替えようかと物色していたのです。

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あれ?

買い替えを考えていたはずがどうしたことでしょう。

手持ちのスピーカーを分解、工作の虫が起きてしまっています。

しかも手にはすでに鉛板が、、、。

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4ヶ所に鉛板を貼り込みました。

制振すると同時に重量を増して、音量を上げたときのビリつきを出にくくしようというわけですね。

この小さなスピーカーが密閉型だと確認した時点で、買い替えの頭はどこかへ吹っ飛んでいます。

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前に知人が「あげる。」と言って置いていったスポンジを貼り込んでいきます。

密閉型はスピーカーコーン裏側の音をキャビネット内で完全ダンプするのが理想的。

もちろん背圧はかかったままだけど、反射、共振による減衰や増幅を抑えれば、低域もダラ下がりに伸びて、前面の音がユニットなりに十全となるはずです。

廉価なこのスピーカーには何も施されてなかったので、これだけでもかなりの効果が期待できます。

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もう一方のスピーカーも同じようにします。

ただ、アンプが入っている方はアンプ部に干渉しないように気を付けて取り付けていきます。

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組立て直してセットしてみました。

以前はスピーカーをボックスの中に入れていたので、ユニット中心で15㎝程度しか左右を離していませんでしたが、今回はもう一枚長い底板を加えて40㎝離してセットです。

はてさて、どんなもんでしょう?

ゲッ!!

ボリューム位置は1時くらいまでが限界だったのに、フルテンでも全然大丈夫。

左右を離したので、ステレオ感がUPしたのは当たり前だけど、ビリもボワもなくなって、音像定位まで見えるようになりましたとさ。

DP-008EXをつなぐのも忘れて、いつものようにDVDプレーヤーで聴き慣れたCDを聴き直す時間となってしまいました。

部屋にあったリサイクル材料でやれてしまったので出費0円ですが、音質激UP。

ひとまず買い替えは見送ることになりそうです。

お粗末。

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2017年3月29日 (水)

18年目の初リペア

工房部屋でまともに音楽を聴く時のパワーアンプは、自分で組み立てた直熱三極管300Bシングルアンプを使っています。

一度300Bの片方が切れて、出力管をペアで交換したということがありましたが、それ以外はノントラブルで18年経ちました。

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本当に久しぶりに裏蓋を開けているのですが、実は去年あたりから左右の音量差がはっきり感じられるようになってきたからなのでした。

はじめは初段の6SL7の経年による不具合を疑っていたので、プリアンプのバランサー調節でごまかしていたのですが、どうもそうではないことが分かってきました。

それにしても拙い知識しかないくせによく作ったものだなと思って眺めていると、完全無帰還とかグリッドチョーク結合、SRPP回路など、今はもう忘れてしまって思い出せないようなことを熱心に考えて、どうにかして思うようないい音で音楽を聴こうとしていたことが懐かしいです。

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はい、一番の犯人は、ボリューム用に使っている可変抵抗器のようです。

右チャンネルが明らかにおかしいのですが、やはり両方とも交換します。

値は同じものにするとしても、どんなブランドのものを選ぶかずいぶん考えていました。

アーレンブラッドレーは探すのも大変だし、クラロスタットにしてもPECにしても、日本の気候の中では、高価な割に不具合の出る懸念が拭いきれないのかなとか、巻線抵抗やアッテネーター式のものを奢るだけの使い方をしないしなとか、、、。

もちろん取付サイズやシャフト長とか径とか、考慮すべきことも多々ありまして。

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結局、東京コスモス電機のRV24YNを選びました。

古い設計ですが、抵抗体が広いカーボンのようで、最近のプラフィルム抵抗体や狭いカーボンのコンパクトタイプより音がよく、音楽的な鳴り方をするだろうと判断しての選択です。

日本製の真面目な製品なので、安価なものに比べて密閉度も高く、耐久性に優れているというよさもあるはずです。

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以前は金属製のノブを使っていましたが、今回はポットの交換ついでに樹脂製の軽いものに改めました。

ノブの負荷ぐらいのことがどうなのか分かりませんが、まあ、回す感触も軽快になって悪くないです。

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完了したので早速鳴らしてみました。

ふむ、何も気になるところのないスムーズな出音です。

ふむふむ、いいですね。

音像ににじみがなくて、むしろ見通しがよくなったくらいです。

ああ、何となく立ち上がりがいいですね。

ボーカルのリアリティ増してます。

ハイ端、ロー端の豪快さは少しおとなしくなって、むしろ聴きやすいでしょうか。

でもそんなに大きな違いはないですし、不具合が解消できてよかったです。

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2015年6月13日 (土)

思わぬ好評をいただいて

Resonance Guitarsを開業してから、訪れてくださる方々が少しずつ増えてきている今日この頃です。

工房といっても自宅部屋ですが、北玄関から入ってすぐの1F部屋なので、「自宅工房のわりには入りやすいね。」と言ってくださる方もいれば、「でも、ご家族もいらっしゃるんでしょ。」と、少し気を遣ってくださる方もみえます。

どちらの台詞も、本当にありがたく、素敵な人たちと出会えてうれしい思いをしています。

ところで、自宅工房での話題といえば、もちろんギターのことですが、なぜか多くの方が、迷った挙句残しておいたオーディオのことも気にされます。

う~ん、それもそうかもしれません。

今どきこんな古い自作オーディオで音楽を聴いているなんて、変わり者なのかも。

でも、そこは皆さんさすがギター好き、音楽好きです。

鳴らすと興味津々で聴いてくださいます。

ギターチューンナップで訪れてくださったYukihiroさんにはスピーカーの図面を提供する約束もしてしまいました。

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どうしてこういう音が出るのかと聞かれれば、それは自作スピーカーによるところが大きいのですが、実は画像の真空管アンプも外せない機器の1つです。

完全無帰還(ノンネガティブフィードバック)の直熱三極管300Bシングルアンプです。

17年前にオーディオ専科さんのキットで自作しました。

当時、中学3年生を担任していて、夜中に帰宅してから、毎日5ヵ所ずつ程度ハンダ付けしてこつこつ組み立てていた思い出があります。

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本はだいぶ処分してしまいましたが、真空管アンプに関わる本は少しだけ残してあります。

断っておきますが、オーディオの真空管アンプなんて、所詮過去の遺物です。

おそろしく大雑把に言えば、半世紀どころか、1世紀前のものと言っていいです。

ところが、直熱三極管シングルアンプの音のよさをトランジスタでは超えられなくて、音のよさを追究する技術者さんほど業界を去って行ったというのも過去の事実です。

真空管の中を電子が飛びますから、トランジスタより何千倍も速い計算になるそうです。

このことで音声信号の高域特性は圧倒的に真空管の方が優れているそうです。

だから無帰還で生々しい増幅ができます。

トランジスタで無帰還だと、多くは2kHzあたりからうまく再生できなくなってくるそうなので、どうしても帰還補正が必要になります。

補正が足らないと特性が整えられず、充分な補正をするとゲインが削られ、生々しさを失い、聴感上薄く、細く、力感の乏しい音になってしまいます。

トランジスタやオペアンプ等は、真空管よりはるかにコンパクトで多彩な機能を付け足していくことができます。

現在のハイレゾリューションもそうですね。

それに対して、直熱三極管シングルは、何も付け足さず、ひたすら単純増幅です。

そういうところが好きだし、実際に出てくる音も好きです。

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98年当時、キットが発売された時の広告です。

訪れてくださる皆さんが認めてくれるので、今どき流行らぬオーディオのことでこんな日が来るとは思いもよらず、懐かしさとともにふり返っています。

部品一つ一つ確認してみても、個人でこれだけよい物をそろえるのはかなり骨だし、メーカー製の完成品だと軽く40万円超だろうと思い、迷わず注文した覚えがあります。

特に採用されているTAMURAのトランスは素晴らしいです。

真空管アンプの音は8割がたトランスで決まると言い切る人もいます。

8割というのは分かりませんが、ぼくもそう思います。

このキット、今もあるのかしら?

http://www.audiopro.co.jp/

おおっ!!

ありました。

部品や回路の見直しをされながらも17年間続いていたのですね。

しかもお値段が当時よりリーズナブルになっています。

ぼくのように、時代錯誤であっても、音源をできるだけピュアに増幅した音で聴きたい方に、直熱三極管シングルアンプは激しくお薦めなのです。

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2015年4月21日 (火)

近頃のいろいろ

DEOルームの一番の懸案は、オーディオをどうしようかということでした。

狭い部屋なので、ただでさえ工房としてスペースが足りません。

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それなのに、床面積を畳2枚分近く占領していた状態から、ぎりぎり1枚分くらいに収まるようにして残してしまいました。

「本気でオーディオやるなら1,000万円は覚悟しなきゃ。」という人がいるくらいです。

ぼくのは全部で40万円程度しかかかってないガラクタですが、こんなものでも自分にとってはResonance~のルーツになっていると改めて感じています。

レゾナンスと言えば、ただ今はハイレゾっていう言葉を盛んに聞きますね。

そういう意味では、DEOルームの音は超ローレゾかもしれません。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

先々週でしたか、そういえばHolmonさんと郡上に出かけたのでした。

お目当てはKsoundさんが在庫しているエフェクターです。

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ぼくはピナクルを試奏させてもらい、購入しました。

ブラウニーが、クランチセッティングのアンプに付け足していい感じになるエフェクターだとすれば、ピナクルは、クリーンセッティングのアンプでも笑っちゃうほどヴァンヘイレンでした。

意外というか、ぼくが誤解していたのは、ピナクルも大変アンプライクなエフェクターだったということ。

ギター側のV操作が楽しいのです。

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ストラップも見せてもらいました。

奥さんがテーブルにいっぱい並べてくださったのでうれしかったです。

画像右のトロフィーストラップを気に入って買いました。

左は愛用のヒッピーストラップですが、どちらもなかなかいい質感です。

Holmonさんは、ロケットペダルズのArcherを買い求めていました。

さすがにマニアックなのをよく知っておられます。

後日弾かせてもらいましたが、うっとりするくらい美しいトーンだったので久々に深く感心してしまいました。

行き帰りには、2人でいろんな話をしました。

いつものごとく音楽や楽器の話もしましたが、お互いに奇しくも同じ時期に岐路に立ってしまっていることを感じながらの時間を過ごすことができました。

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2009年10月 5日 (月)

ラジカセがない!?

今日、病院へ行った帰り道、コスモスが咲いてました。

 

きれいですね。

「ぼくに“健康”が取り戻せる日ってくるのかしら?」と思いながらの道だったので、とても慰められました。

 

 


ところで、ギターでコピーしたい曲をテープにダビングして、一時停止や再生しながらの巻き戻しを散々繰り返してラジカセを何台も壊したのは懐かしい話です。

 

はい。
ぼくは五線譜読めません。(恥)

タブ譜もあやしい。

 

でも音楽好きです。
ギター愛してます。
好きな曲をコピーしたいです。
曲作りたいです。
楽しくライブができたら最高です。

 

で、そうそう、コピーしたいときのギアって、皆さん何をお使いでしょうか?

 

ぼくは何年か前にタスカムのCD−GTmkⅡを手に入れて使っているんだけど、自分にとってはあの“ラジカセ”が最高だったような気がするんです。

いつからだったかなぁ。

自作オーディオはあれど、ぼくの部屋にはラジカセがない。

 

CD−GTmkⅡはテンポをいじれたり、部分的にマーキングをしてリピート再生したり出来るところがすごくいいんですけど、メチャクチャわがままを言うとACアダプターなのが何となく・・・だし、スピーカーがないからヘッドフォンや何かの再生装置につながないと音出ないので、使おうとするときに準備をするだけのエネルギーがいちいち必要なんです。

 

・・・・・・相当わがままだ。

 

となれば工作ですね。

欲しいものはなければ(お金が)作ると。

 


今回はお金も手間も出来るだけかけずにいきます。

 


木工用ボンドと丸頭スクリュー釘で組み立てていきます。

 


小さな箱なので軽いですが、板は15mm圧を使っているのでえらく頑丈です。

ゴム脚も付けました。

 


とりあえずレイアウトして音出ししてみます。

箱の中はPC用の安いパワードスピーカー(3,000円あれば買える)ですが、どうしてどうして、なかなかいけます。

 


アダプターを入れるスペースも丁度という感じで大丈夫そうです。

 


CD−GTmkⅡもスピーカーもアダプターも全部箱に固定しました。

鉛シートも用意していたので機器の裏側や箱の内側は加減を見ながら程よく制振してあります。

エリック・モングレインをフルボリュームで聞きながらでしたが、「何が出来たの?」と家族がおもしろがって見に来ました。

ぼくの部屋は10畳ほどありますが、部屋いっぱいに音が広がるくらいの音量が出ます。

十分な板厚の箱と制振の効果です。

 


裏はこんな感じ。

ストラップもつけました。

 

 

ばいざうぇい。

 

実は最近ぼくの周りでは、アコギ好きの数名がハーフラックとペダル混在のプリ&FXをどうまとめるか思案しているようです。

 

この方法を応用するといいのではないかと。

 

ぼく自身はオールペダルにこだわって構成しているので今のところ必要じゃないんだけど、アコギでコスパフォ気にしながらも「音のいいやつ!」と思って集めると混在する例が多いと思われ。

 

依頼があればやってみてもいいかな?

もっとちゃんとしたやつを作るならおもしろそうだなと思ってます。

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2009年5月24日 (日)

古の点音源バックロードホーン

昨日は休日出勤、本日は自宅で書類仕事・・・・・・。

ん~~~、皆さんもきっとお忙しいでしょうね。

自分だけではない・・・と。

 

 

そういえば最近HALFTONE(ぼくのバンドね)のベーシストNAO君が「真空管アンプ買ったゾー!」とのことだったので、先週末家におじゃましてオーディオを久々に聴かせてもらったのでした。

購入したのはトライオードのKT88シングル!!

いやぁ~、おめでとう!!!

 

ラックスの石アンプ2台を経て、ようやく手に入れたのです。

NAO君もまた中古&自作派なのですが、とても10万円かかっていないとは思えないくらいのグッドな音にしびれてしまいました。

しびれっぱなしで写真撮るのを忘れてしまった。

 

それにしても8㎝一発って声がすばらしくいいね。

しかもベーシストらしく、ベース音の動きがよく分かるように絶妙なチューニングがされていて、「家で普通に聴くのにこれ以上何がいるの?」って言いたくなるような音でした。

 

 


昼に子どものお守りをしながらホームセンターへ行ったら鉛が売っていたので買ってきました。

 

 


まあどのように使ってもいいのですが、とりあえずちょんまげのように頭に乗っけてみました。

特に共振が気になっていたわけではないのですが、・・・・・・何となくネ。

 

 

オーディオをちょっとご存じの方は分かると思うのですが、所詮小口径フルレンジ1発のバックロードホーンなんて(しかも自作)、f特が荒れて当然だし、特性の良さを求めるものではないのでしょう。

ここをのぞいて下さっている方々は音にこだわりのある方々が多くいらっしゃるようなので紹介するのも恥ずかしいくらいです。

実際、長年ぼくのリファレンスになってくれているスペンドールBCⅡは老体にもかかわらずスワンよりずっとよい特性を示してくれています。

ただし昔のBBCモニターは例外なく音場が後方展開。

ホールトーンが美しく響き、特に女性ボーカルなどは実にいい感じで再生されると思いますが、音が前方に飛んでくる感じではないのです。

その点スワンは生々しさと闊達さがずば抜けていると思います。

※古典的な貧乏人が個人的に楽しんでいる範疇での話ですヨ。

 

 

これ、ぼくのスワンのf特です。(リスニングポイント)

 


 

エヘヘ、すごいフラットでしょ。

これ、嘘ではないんだけど、実は以前、デジタルプリの機能を使ってこんなふうに特性を整えて使っていたことが一時期あったんですよ。

でもね、実際の音は何て言うかもう全然ダメダメで、スワンのよさが死にまくったような感じでした。

 

 


 

というわけで、こっちが現在の本来の特性。

どうです?

ヒドイでしょ。

でも、聴いている分には無理に補正とかしない方が音触(音の感触)の点でずっといいです。

それに最近調べているモニタースピーカーでも、よく見ると45−40kHzとしながら、それは上下13dBくらいの幅の中だったりします。

そう考えるとこの特性でもバックロードとしては上出来の特性に思えてくるから不思議です。

また、最近のツイーター特性とか見ていて、「40kHz」とか書いてあると「スゲーッ!!」とは思うんですけど、「そもそもCDは20kHzまでだし。」とか「ぼくら人間の耳では20kHzだって聞こえやしないし。」などとへそ曲がりなことを思ったりしてスワンにツイーターを載せることさえも興味が湧きません。

ま、2ウェイにした瞬間にネットワークを組まなきゃならなくなりますから、ぼくのスワンはこのままでいいと思ってます。

※あくまでも中途半端な素人の思い込みですヨ。

 

 

あ、そうだ。

ずっと以前から「スワン」「スワン」って言ってますけど、ぼくのは本家である故:長岡鉄男氏の図面に従ったものではありません。

 


 

実はこんなふうに自分で図面を引いて作ったアレンジものなんです。

なんだかんだで初公開ですね。

 

 


 

これはキャビ下部の音道の計算と図です。

 

 


 

このようにサブロク合板2.5枚でうまく取れるように板取図も自分で考えたわけです。

 

 


 

もちろん適当にアレンジしたわけではなく、使用するユニットと使用環境に合わせて↑のように念入りに計算してあります。

マニアや長岡信者の方々がよくやっておられたような凝った設計やアレンジはしてません。

本家のコンセプト同様、その気があれば誰にでも作れるくらいシンプルに、しかも普通の家で壁に近づけて置いても使いやすいようにしてます。(ホントだよ)

 

 

デジタルオーディオが発達してしまった現在ですから、こんなもので音楽を聴いているのはおかしいかもしれませんが、もし知らないという方が興味を持たれましたら、一度調べてみるといいですよ。

今のオーディオにはないよさがあるって分かると思います。

で、何を取るかは人それぞれってことで。

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