文化・芸術

2017年5月26日 (金)

THGF2017を終えて

「出展してみませんか?」と声をかけてくれる人がいなければ、ぼくのようにちっぽけな独学者など、おいそれとは全国規模の展示会に出展することなどできません。

専門誌を賑わす有名製作家の方々と同じ場に立つという緊張感しかり、自分自身の拙い技量しかり、お金の問題しかりですから、改めてハードルだらけだなと思います。

そういう意味で、昨年、今年と、続けて出展できたことは、声をかけてくれる楽器店さんや通常の弊工房を利用してくださる多くのお客さんのおかげとしか言いようがありません。

心から感謝なのです。

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チャンスだとか、そういうのはないです。

酷評される可能性も承知しながら、それでも逃げずに自分を量ろうとする決意を持つことだけだと思います。

「いざとなると逃げて音信不通になる人があまりに多い。」というボヤキにも聞こえる残念な言葉を聞いたことがあります。

分かるような気がします。

調子のいいことを言って、不用意に踏み込んだせいで、ドツボにはまったら嫌だなって。

誰でも自分の身の程が公の場で晒されて傷付くのは怖いですよ。

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でも、いざ思い切って土俵に上がってみたら、たくさんのお客さん、プロの演奏家、卓越した製作家の方々から、興味深い感想、評価、示唆の数々が得られ、今年は今年で、ぼくにとって意義のある展示会になりました。

昨年にも増して好評もいただき、また一歩前に進めたと思っています。

1年のうちに、ちゃんと作ったものがあるから出られる。

こんなぼくでも、地元に帰ればアテにしてくれるお客さんがいて、支えてくれている家族がいます。

この道を選ばせてもらった責任というか、自分自身への薬というか、どんなに馬鹿にされてもくじけずに行くんだと思っているし、体がちゃんと動くうちは、自分が納得できるものをずっと作り続けていきたいんです。

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こういう年齢になってから、社会的にいったん挫折せざるを得なくなった者にとっては、地位とか名誉、お金といったものは、それこそ二の次、三の次になるものなのでしょうか。

分かりませんが、ぼくは興味がなくなり、「死ぬとこだったんだぞ!」なんて労災に訴えるようなことだって、もうどうでもよくなりました。

“気に入って、末永く弾いてくれる人がいる限り、自分がこの世から跡形もなく消え去り、いなくなっても、ぼくの音は、この世のどこかで鳴り続ける。”

これが、ぼくの辿り着きたいところ、願う「死に方」だし、叶えたい「夢」です。

なんて、やっぱり2日間の展示会を怒涛のように終えて帰ってくると、こんなふうに自分自身を真剣に見つめ直すこともできたりしていいですね。

前を向いて3年目のスタートを切りたいと思います。

TOKYOハンドクラフトギターフェスティバル2017、ありがとうございました。

これからもResonance Guitarsをどうぞよろしくお願いいたします。

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2015年5月 8日 (金)

猫はお好きでせうか

4月は池田山へ桜を見に行った我家ですが、今月は名古屋市博物館へ行きました。

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うちにはペットはいませんが、奥さんと娘は猫が好きなのです。

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「いつだって猫展」開催されています。

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「大でき」っていう言葉、今はほとんど聞かないし使わないですよね?

「上出来」と同じようなものでしょうか?

2人とも猫を堪能しておりました。

この後はお昼を食べたりもしましたが、メインはジュンク堂と画材店でした。

家族の笑顔が見られて、ぼくも楽しかったです。

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2014年5月 5日 (月)

浮世絵に会いに

GWだからと言ってどこかに出かける計画なんて立ててはいなかったのですが、先月から家族そろって「これ、見たいよね!」って言ってたんです。

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やってきました、名古屋市博物館。

奥さん、Mieちゃんとぼくの3人です。

Macくんは、友達とフットサルの練習があって別行動でした。

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美術館でもそうなのですが、図録はお約束のように大抵買います。

期間中、作品が随時入れ替わっての展覧だったようですが、「大」が付くだけあって、訪れた日もたくさんの作品を生で見ることができて3人とも感激でした。

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こうした超有名な北斎の作品にも出会えました。

奥さんは、「青い作品が素敵だった。」と言ってました。

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これですね。

Mieちゃんも「うん、あのプルシアンブルー欲しい。」と言ってました。

確かに、あの生で見た青の美しさは、当時流行ったと解説されていただけあって、ぼくも目を奪われました。

感動しながら見ることのできた作品が多数で、どれか1つと思っても難しいのですが、今回ぼくが会場を行ったり来たりしながら一番見直していたのは広重だったと思います。

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中でも、この「比良暮雪」は、今の自分の好みにピッタリ寄り添ってくれるような気がして、とても気持ちがよかったです。

別に浮世絵に詳しいわけではないので、年代、作家、時代背景など、あまり考えずに、書いてあってもあまり読まずに自分本位のフラットな見方ができました。

美術館でもそうだし、音楽を聴くときもそうだったりするので、大変稚拙な見方かもしれないですけど、ぼくなりに楽しめました。

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