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2020年12月

2020年12月31日 (木)

Fender sidekick reverb 25 アッテネーターを作ってみよう②

SK25にATT付けるなんてもうやめとこうかな、、、っていう気持ちもあったのですが、ダメ元というか、もしもいいのができたらっていうくらいの軽い気持ちで継続です。(笑)

でも前回までの方式で追い込んで行くのはサクッと諦め、今度はオーディオチックなやり方で、ただし超シンプルにして欲しいパフォーマンスを狙ってみます。

Vol3

図8

3つの案を書いてみましたが、回路的には同一で、定数だけ違うというものです。

ざっくり図8-①は-6dB、②は-8dB、③は-10dBを想定してます。

ぼくもずっと以前はオーディオをいじくり回してたんですが、その頃、Π型とかT型とかいう名前は聞いていても、フルレンジをこよなく愛していたので、ネットワークやフィルター回路についてはほとんど作った経験がありません。

パラレル接続されているR2がR1の右側、スピーカー側に表記されている図は、本でよく見かけていたのでちょっとだけ馴染みがあります。

L型とかP型とか言うんですね、ぼくはP型っていう言い方の方がしっくりきます。

要は連続可変抵抗器の内部と同じ事を固定抵抗でやっているだけのものということになります。

ところで前回までの回路図より抵抗値がどれも低いのがわかると思います。

Dr.Zの回路図を出発点にした前回までのやり方より、シリーズ接続されるR1の抵抗値が低く抑えられるので、音質面で期待できそうに思うんですが果たしてどうでしょうか。

作ってみないとハイパスが必要かどうかもわからないので、とりあえず抵抗のみの組み合わせで、どれが狙っただけの音量になるか試してみたいと思います。

Dsc_00572_20201231004001

ケースを作ってみます。

ケースと言っても、放熱のためにコの字になっているだけで、上と下は開いているものがいいと思ったので自分でアルミ板を曲げてみます。

まずは決めた大きさに板を切り、組み付けのためのビス穴等を空けました。

Center_0001_burst20201230

エイヤッ!!と曲げてみましたが、どうやらうまくいった感じです。

曲げるためのジグは自作したものを使いましたが、あまり使いやすいものじゃないんでちょっと不安でした。

Dsc_00582

マスキングテープを剥がすとこんな感じ。

結果オーライ。😅

自作としては結構きれいにできました。✨

銀色の輝きがいいですねぇ。

塗装せずにいきます!

Dsc_00592_20201231004101

うれしくなって少しだけ機構部品を組み付けてみました。

計画通りいい感じに収まりそうです。ウム

つづく。

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2020年12月30日 (水)

Fender sidekick reverb 25 アッテネーターを作ってみよう①

Fender sidekick reverb 25のカスタムチューンのはずが、またしても逸脱したことを始めてしまったようなので再度タイトル変更しました。

早速メタルクラッド抵抗を手に入れていろいろ試しました。

人によって、場合によって、どのくらいの減衰が必要かは様々なので、市販品のほとんどが可変式になっているわけがよくわかりました。

ぼくの場合、今回は、ネット上の自作例で比較的よく出てくる-15~20dBだと抑え過ぎだったのです。

Dsc_00562_20201229120901

こんなふうに仮組みしました。

Dsc_00592

アンプとつなげて出音しながら、OFF、図5のC1なし、図5を試していきましたが、もう1つこんなのも。

Vol2

図6

これは前記事の図5と比べると、パラレルのR2の入る位置が違っているだけです。

まず、アッテネーター(ATT)ONではいずれも音量は下がりました。

そして、いずれも音は濁りました。

聴感上では図5の時が一番酷く、利かないかもと思っていたC1が盛大に利いて、チャリチャリな高域寄りのバランスになりました。

図6の方がバランス的には好ましかったです。

結線具合を確かめながら2度繰り返したので確かだと思うのですが、こんなにも違いが出るのかと驚きました。

しかし、ぼくとしては音量の下がり過ぎと音の濁りが気になって、とりあえずつなぎ方を変えて濁りだけでもマシにならないかと考えたのですが、たまたま勘違いしておかしなつなぎ方をしたときに偶然好ましくなったケースもありました。

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図7

恥を忍んで。(笑)

C1をパラのR2とシリーズ接続しちゃったんです。

これが、音の濁りも軽減されるし、トーンバランスも悪くないしで、「おっ、いいの見つけた!」と思って確認したらこんな結線になっていて困惑してしまいました。

普通に考えるとローパス(ハイカット)が入っているのと同じだから、これならC1は使わない方がいいんじゃないかと思うんですが、C1なしの時より音が滑らかになっちゃうし、高域が削られる感じもしないんです。

不思議ですねぇ、どうなってるんだかサッパリわかりません。😅

しかし、そもそもどのパターンも-15dBだと今回の件では音量抑え過ぎだとわかったので、以上の試行は全て無しにします。

これだとATT付けずにボリュームで調節した方がいい音で弾けます。

やはりATTは、抵抗器による音質劣化と音量レベルを合わせたことによる音質向上との差し引きでほんの少しでもプラスになるかどうかがポイントですね。

もう一度考え直してチャレンジするなら-6~10dBぐらいが丁度いいだろうということもわかりました。

つづく?

のかな。??(笑)

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2020年12月28日 (月)

Fender Sidekick Reverb 25 カスタムチューンしてみよう!④

SK25をチューンしてきて、先日妙なことに気付いてしまいました。

ぼくが現在エレキ用で持っているアンプは、

  • Matchless Lightning'15
  • FENDER Blues JuniorⅢ
  • VOX Pathfinder V9158

の3台なんですが、偶然にも全部15Wクラスなんですよね。

でも出音具合はそれぞれ違って、Lightning'15とBlues Jr.Ⅲは12インチスピーカーなりの音圧がありますし、特にLightning'15は、本領を発揮させようと思うと、マスターボリュームがあるにもかかわらず、さらにアッテネーター(Dr.ZのBrake Lite)を利かせても家では音がデカ過ぎて鳴らせないくらいです。

真空管アンプは、やはりある程度ボリュームを上げないと本領を発揮してこない傾向があります。

今だったらライブでもBlues Jr.Ⅲで充分です。

それに対してトランジスタ/ICのアンプはローレベルの出音でもそれなりにいい音で鳴ってくれるので自宅練習用にいいですね。

V9158はキャビの大きさ(スピーカー8インチ)も含めて家で使いやすいです。

SK25は、一番出力のある25Wなんですが、トランジスタ/ICアンプに10インチスピーカーということで、使ってみた感じだとV9158とBlues Jr.Ⅲのまさに中間です。

本気出せばBlues Jr.Ⅲに負けない感じで鳴るけど、音像はやや箱庭的。

ボリューム絞ればV9158に負けないくらい少音量でもきれいに鳴るけど、やや調節しにくくて本領はもう少し上からの感じ。

ON/OFF可能なアッテネーターがあったら付けてみても面白いかな?

本当に採用するかはわからないけど早速調べてみました。

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図1

アッテネーターは商品がそれほど多くない代わりに自作している人が案外多いようです。

今は最初からアンプ本体に搭載されている例も少なくないですね。

図1は、調べた中で最もシンプルな例です。

回路的にはよろしくないのですが、ご本人が「ちょうどいい!」とおっしゃっているのが多分音量の下がり具合のことだと思うので、これは貴重な意見です。

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図2

また、ネット上で拾うことのできる回路図として、Dr.ZのAIR BRAKEを紹介している方もいらっしゃいました。

ただ、Dr.Zの表記の仕方がぼくにはとてもわかりにくかったので、自分が見やすいように書き直してみました。

間違っていたらすみません。😅

あくまでぼくの想像なんですが、ひょっとするとギター系でアッテネーターを自作している人たちは、これを結構参考にしてたりするのかな?

似てるのが多いんですよ。

オーディオ系の人たちはネットワーク回路とかも理解してたりするせいか、もっと複雑なものを作っている例が多くて、両者の隔たりが大きいように思いました。

3

図3

どちらにしても、まずは図3の形から考えをスタートしてみます。

シンプルですが、アッテネーターはどんなに物量を投じて作っても、スピーカーを駆動できるだけ増幅された電流の全てが流れるので、音質劣化を避けられません。

また、耐電力の低い抵抗体だと音質劣化だけでなく温度上昇によって抵抗値が上がってしまうし、最悪発火なんてことも考えるとどうしても抵抗そのものにはある程度コストをかけなければいけません。

あと、回路図について、R1の左側にR2の接点がありますが、オーディオ系でお馴染みのR2が右側の場合と混同して計算を間違えそうになってしまいます。😓

懸案になってくるのは高音のくぐもりだと思って間違いないです。

これは一般製品でも自作物でも同様で、抵抗器による減衰だけだとどうしてもそうなってしまうから、減衰量を低く抑えるか、オーディオのネットワーク回路よろしくハイパスを組み込んでみるか、、、といったところでしょう。

そう思って検索を続けていたら面白い人を見つけました。

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図4

どうやらヒヤリングを繰り返してあれこれ試行錯誤しながらたどり着いたものらしく、記述に従って回路図をぼくなりに書き直し、計算もしてみました。

多分これで合っていると思うのですが自信はありません。

R1にパラレルでルーピングされたコンデンサ10μFと抵抗180Ωがいいですね。

抵抗にL-padと書いておきましたが、これは実際にご本人が使っておられるアッテネーター用連続可変型抵抗器の名前です。

中に抵抗体が2つ入っていて、8Ωの商品ならシャフトをどう回しても合成抵抗8Ω付近になるはずですから、結線からすると、その片側だけを使っての180Ωだと思うのですが、、、その辺はよくわかりません。

注目すべきなのは、Dr.Zと同様、合成抵抗がスピーカーユニットのインピーダンスに近いということ、そしてやはりハイパスの入れ方です。

そこでぼくも第1案を考えてみました。

Photo_20201228023801

図5

ん~、これでいいかどうかは作ってみないとわかりません。

R1は、図1の47Ωを大いに参考にしました。

R2の値は計算と手に入りそうな商品からはじき出しましたが、図2、4と同様、スピーカーユニットの値に近くなります。

C1は、値を図4と同様にしましたが、入れるなら多分これしかないと思います。

ただし入れ方は、オーディオで言うところの6dB/octハイパスフィルターです。

これは低域を抑えるとは言ってもユニットのf0付近が中心になるだけだから、利き目がどの程度かわかりません。

実際、図4を作った方も、利かないと書いていますから、違う入れ方も考えておかなきゃと思います。

いやぁ~、それにしても今回めっちゃ続くなぁ~~。

つづく。(笑)

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2020年12月25日 (金)

Fender Sidekick Reverb 25 カスタムチューンしてみよう!③

拙いながらも経験上、ギターアンプをモディファイする場合に最も音変化が大きいのって自分なりに順位付けがあります。

人によって違うと思うので、絶対に信じないでください。

  1. スピーカー
  2. トランス
  3. スピーカーケーブル

1位と2位はぼくの中で鉄板です。

3位はケースバイケースです。

廉価なアンプだとやはりスピーカーケーブルですが、古いアンプ(15年とか20年以上前とか)なら電解コンデンサでしょう。

それなりにコストがかかった新しいアンプなら増幅素子(真空管、トランジスタ、オペアンプなど)のチョイスになる場合もあります。

しかし2位のトランスは、極めて困難です。

超有名ギターアンプならいざ知らず、適合するトランスが一般的にほとんど市販されていないので、修理するにしてもチューンするにしても難し過ぎます。

特にエレキ用の場合は、スペック的に適合するものがオーディオ用にあったとしても、かなりミッドが分厚くないと使い物になりません。

なのでギターアンプで仕事をしている方々は、トランス自体を作る腕前を持っていると思って間違いないです。

今回ぼくがイジっているSK25は、ジャンク一歩手前のような状態だったのでアンプ内部(電コンなど)の不具合箇所から始めましたが、スピーカーはノーマルのまま進んできました。

ここは途中で変えると音変化が大きくて、自分が何をしたからそうなったのか、その後どんどん混乱して迷走してしまうからです。

ようやくアンプシャーシ内を徹底的に追い込めたと思うので、ここでいよいよスピーカーの検討です。

Dsc_00572

画像右がノーマルのFender Special Design Speaker TSK-20、左がJensenのC10Qです。

ペーパーコーンという点は共通ですが、成型具合はいろいろ違って、やや音のバランスは異なるだろうという印象を受けます。

Tripart_0001_burst20201222

表面もそれなりに違いますが、裏から見るとこれまたかなり違います。

まずマグネットはC10Qの方が大きいです。

TSK-20は、JensenだとC10Rの方にマグネットサイズが似ていますから、許容入力も25W程度と似ているかもしれません。

ちなみにC10Qは35Wで、制動力は少し高そうです。

シャーシの肉抜きはC10Qがスリット穴でTSK-20の方が大きいです。

ボイスコイルの直流抵抗は、実測でC10Qが6.3Ω、TSK-20が6.8Ωなので、TSK-20の方が少し駆動力があるということになります。

これらは言ってみれば少しずつの差なわけですが、わかりやすいように極端な書き方で類型してみると、、、

  • 駆動力はないけど制動力があって、大きな入力に耐えるスピーカーは、大人しいけどきれいに鳴る。
  • 制動力はないけど駆動力があって、大きな入力が無理なスピーカーは、やかましいけど元気に鳴る。

ということになるでしょうか、間違っていたらすみません。m(_ _)m

ま、でも、概ね間違ってはいないと仮定すると、少しだけ前者寄りなのはC10Q、後者寄りなのはTSK-20ということになります。

実はJensenをRではなくQの方で選んだのは、前回までの改造でサウンドチェックをしていて、もう少しパフォーマンスの出るポイントが上にあるスピーカーが必要だと感じたからです。

結果どちらのスピーカーに軍配が上がるかはヒヤリングで自ずと決まってくると思うので、その前にっと。

Dsc_00502

いつものようにキャビ底面の小さくて硬いゴム脚を一回り大きいサイズのものに交換しておきます。

少しでも床との相互作用を軽減するためです。

Dsc_00474

もう散々やらかしましたので、イジった張本人がわかるようにステッカーを貼りました。

80年代中期の国産ソリッドステートギターアンプですから、ネット上を見渡したところでタマ数も出回ってないし、探している人も見かけません。

あるのは「ずいぶん古いし、所詮石アンプだし、音デカくてノイズ酷いし。」みたいな論調のブログ記事ぐらい。

年配者にとっては懐かしいと言うだけで、大して評価されていないものですから、壊したところで誰も責めたりはしないでしょうけど、ぼくとしては逆に素晴らしいアンプになって甦ってくれたと思うので「どうもありがとう。」という気持ちです。

これが同じ古いFender JapanでもプリチューブのTube Reverbシリーズとか、さらにフルチューブのFATシリーズとかだったら非難の嵐かも。😣

世の中そんなものですよね。

さあ、サウンドチェックしましょう。

Horizon_0001_burst2020121622

あぁーーー、めちゃくちゃいい!

好みの音です!!

C10Qはまだエージングもくそもないド新品で全くこなれてないはずなのに、すでにTSK-20を超えています!!!

以来毎日ちょこちょこ鳴らしていますが、ごめんなさい、TSK-20には戻れません。

とりあえず今のところ、ローインプット側に挿してGAINつまみで厚みを増す方向に調節したクリーンやクランチは絶品だということを発見したので記しておきます。

つづく。

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2020年12月24日 (木)

Fender Sidekick Reverb 25 カスタムチューンしてみよう!②

「カスタムチューン」と言えば聞こえはいいですが、単に個人が自分の好きな音に持って行きたくて超ド勝手な改造をやっているだけなので、何があっても真似したりしないでください。

と前置きさせていただいた上で、まずはポットの交換です。

Dsc_00523

ノーマルのポットは、せっかく洗浄したのに使っているとまたガリが目立ち始めまして、一向に収まる気配がありません。

VOLUMEとGAINの2つがどうもダメなようです。

同じものが見つけられないので、とにかく規格が似たもので代用です。

シャフト長が合わないので、切断してヤスリがけ成形しました。

Dsc_00532

おーっ、いい感じで収まりました。

バッチリ使えそう、ガリノイズももちろんなくなりました。

改造の本編はここからです。

Dsc_00543

ブリッジダイオードを3A600Vのものに交換しました。

手に持っているのがもとのダイオードBR32(3A200V)です。

おまじないみたいなものですが、これ1つで通常のダイオード4つ変えたのと同じですから、音にも微かに奥行き感が出ます。

Dsc_00563

今回の本丸パワーアンプ部です。

抵抗を14個1/2Wに変えました。

そのうち8つは金属皮膜、5つを炭素皮膜、1つをソリッドカーボンです。

1種類ずつ入れ終わるたびにサウンドチェックしてきましたが、金皮と炭皮を入れ終えた後、音の開放感がまた1つ好みに近づいたので「よし!」とか思ったのですが、ハイの出方が「ビキッ」から「ギリッ」に変わり、もう一息と思ったので、あらかじめ用意しておいたAllen Bradleyをここしかないという位置に入れました。

プリとパワーのバイパス部、R31の5.6kΩです。

シリーズで接続されているこの場所は、一発で色気を出すには絶好の場所ですよね。

「グリッ」ときて大喜びなのです。😆

電源、プリ、リバーブ、パワーそれぞれに音作りしてきてのR31交換ですから、まるで詰め将棋が完成したときみたいです。

ぼくは将棋しませんけど。(笑)

さあ、ここからは冒険です。

「まだやるのかよ!?」っていう突っ込みが聞こえてきそうですが、パワー部を勉強してみてどうしても試してみたいことが1つできたんです。

禁断のトランジスタ(Tr)交換、、、。

しかも差動増幅(Q2、Q3)とカレントミラー(Q4、Q6)です。

ここには全て2SC1815というとてもポピュラーなTrが仕込まれているんですが、実は工房の仕事でステレオDIを作ったときの候補の1つだったんです。

そのときはヒヤリングの結果2SC536に軍配が上がり採用したんですが、全部で8種類試したので、まだ他にも回路や用途が違えばすごくいいんじゃないかというTrがあったんです。

Dsc_00552

はい、それが今回どうしても試したいTr、2SC2240です。

まず差動増幅部分を変えます。

サウンドチェックします。

、、、、、なんだコレは!!!

ちょ、ちょっと言葉にするのは難しい、、、でもヤバイです、このTr。

迷わずカレントミラー部分も変えます。

サウンドチェックします。

、、、、、えっ、このTr、こんなにすごかったのか??

ヤバイ、ヤバすぎる。

ノイズはさらになくなり解像度がUP、音像の大きさや音場の広がりもよく、帯域レンジが広がったように聞こえ、音に艶感が出て奥行きすら感じる。

この全体の質感の上がり方はもうとてもSidekickアンプだとは思えないほどです。

確かに手に入れたときはジージーガリガリでジャンク一歩手前の酷い状態だったからそのせいかもしれないけど、そのぶんを差し引いてもこれはいい音です!!

しかも、しばらく弾いていると、「このスピーカーではここまでが表現の限界だよ。」と明確に伝えてくるんです。

かなり頭がおかしくなってきている(笑)と思うんですけど、そんな声が聞こえてくるくらいSK25にとっては魔法のようなTrでした。

DIを作ったときには採用しなかった2240ですが、今回は電子工作マニアさんやオーディオ自作マニアさん、回路研究マニアさんのサイト計7つを参考に学ばせてもらい、差動増幅とカレントミラーを狙っていたんです。

あとダイヤモンドバッファにもいいそうですね。

そんな素晴らしい皆さんに、この場を借りて熱くお礼申し上げます。m(_ _)m

つづく。

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2020年12月21日 (月)

Fender Sidekick Reverb 25 カスタムチューンしてみよう!①

ん~、前回記事あたりからすでにオーバーホールの範疇を逸脱してしまっているので、タイトル変えました。

しかし、数千円で手に入れた中古安アンプでこれだけ長期間楽しめてしまうなんて、自分ってホントにお手軽な人間だな。😑

ギャンブルは20年くらい前から全くやらなくなったし、酒は15年くらい前から飲めなくなったし、ま、日々大きめの小銭を垂れ流し続ける毎日よりお財布的にはいいことですけど。(笑)

今日も仕事の合間にちょこちょこ弾いたりして楽しんでます。

Dsc_00503

こうして並べてみると、VOXのPthfinder V9158とほとんど同じ大きさです。

ところが出力で言うと1クラス違います。

V9158は15W(Peak22W?)で、SK25は25W(Peak62W?)です。

スピーカーサイズもそれぞれ8インチと10インチで違います。

もちろんブランドも違うわけですからサウンドが違って当たり前なんですが、同じトランジスタ&ICのアンプでもパーツと言うより回路によって違ってくることもあるんじゃないかと。

SK25はだいぶリフレッシュされて、少し余裕のあるパーツも入れられて、ずいぶんと伸び伸び鳴り出しているんだけど、まだどこか教育ママに躾けられた名残が邪魔して自我を出し切れないみたいな雰囲気があるんですよ。(笑)

いえね、今までイジってきたアンプもそうなんですけど、パワーアンプ部はそんなにイジってきてなかったんですよね。

だって怖いし。😱

ダイオードについても、電源の整流に使われるブリッジとか、アンプ各所がうまく働くように電圧を整えるツェナーぐらいしか気にして見てなくて、あとはランプのLEDとか、ドライブサウンドのためのクリッピングがあるくらいにしかわかってなかったんです。

でもSK25の基板を見ていたら、パワーアンプ部に結構ダイオードが入っているのが目について、それで前記事のように交換してみたわけです。

確かに高速スイッチングは、汎用の整流ダイオードより回復が速いですが、FRD(ファストリカバリー)はさらに速いし、交換したFRDは定格も耐圧、許容電流ともに倍なので、あれだけの数だとやはり少しずつ音が太く澄んでくるんです。

どうもこのアンプの場合、パワーアンプ部に何か解決のヒントがあるように思えてならないんです。

ところでSK25のパワーアンプってどうなってるの?

よくわかんないんだけど、大小いくつもトランジスタ(Tr)が並んでいるところからして、V9158よりうんと複雑なプッシュプルか何かが組んであるんじゃない??

ダメだ、眺めてるだけだとさっぱりわかんない。😭

Sk25power

というわけで、書いてみました。

いろいろ違ってるかもしれないので信じちゃダメですよ!!

ちなみに気が狂いそうだったので抵抗とコンデンサは省いてあります。

この図がある程度正しく取れていたらの話ですけど、まずプリからの入力を差動増幅が受けています。

アナログでデカい増幅をするときに乗ってきたノイズを打ち消し除去するやつですね。

で、その後を見るとやっぱりプッシュプルです。

調べてみたところ、多分ダイオードは、電流を安定させて、信号波形の片側ずつ増幅することによるクロスオーバー歪みが起こりにくいようにするためのものじゃないかと。

カレントミラーとかいうのも絡んでるみたいでムズカシー!

あ、ギタリストはこういう場合「歪み」を「ひずみ」って読むと無自覚にエレキのドライブサウンドが連想されてしまうので「ゆがみ」って読むといいですよ。(笑)

しかしこのプッシュプルは、それぞれTrが2つのダーリントン接続になってます。

後段に行くに従ってTrは増幅力の大きいものが入れられているし、プッシュにダーリントンということは(Q8✕Q10)+(Q9✕Q11)ということだから、、、わからんけど「すっげぇ増幅できるようにしてまっせ!!」っていうことだろうと。😅

こういうの何て言うんでしょう、だってこれ、パラプッシュとは違いますよね?

あかん、知識がなさ過ぎる!😣

でも今回かなりのお勉強になってます。

パワー部だけ見ても、差動→カレントミラー→歪み対策ダイオード→プッシュプル→ダーリントン、と結構テンコ盛りですから。

どこまで行ってもぼくの場合計算ができないから、電子回路のまともな勉強にはならないんだけど、肝心なのは、どこをどうするとよい音、好みの音に近づけるか勘所をつかむことです。

沢山の工夫がされてデカい増幅ができるということはすごいことですけど、増幅素子が様々なやり方で沢山絡むということはそれだけリニアな増幅じゃなくなるというか、生々しい出音からは遠ざかっている可能性もあるわけです。

施した分はそれなりによくなってきているので、もうあと一歩、いや二歩、なんとかしたいなぁ。

つづく。

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2020年12月19日 (土)

Fender Sidekick Reverb 25 オーバーホールしてみよう!⑤

つ、つまらん。😭

とりあえずやるべきと思ったところを全部やってみたSK25なのですが、じっくり弾けば弾くほど面白くないのです。

確かにノイズは激減したし、そのついでに自分の好みの音に寄せるパーツで交換したはずなのに、低音を中心にぼくがあまり好きではない風味がありありと残っていて、しかもザラついた質感ではないのに常にピッキング時につきまとうひび割れる感じの歪み。

実用上の不具合はなくなったので、これはもうホントに些細な、僅かなことを言っているんだけど、それでもずっと弾いていると「タッチに対してリニアじゃない!何か加工されて出てくる感じで伸びやかに鳴らない!!」とまあ、そんな思いになってきちゃうんです。

どこかのユーザーさんサイトで見た「この頃のペラい音」っていう表現を思い出しちゃいました。

ぼくのSK25はすでにペラいというような音ではなくなってきていると思うのですが、倍音が若干スポイルされたこの感じはまだペラいうちなのか、、、。

回路とにらめっこすること数百年。(笑)

ちょっと今までにないことを思いつきました。

きっかけはブリッジダイオードに注目したとき。

BR32(200V.3A)が入っていて、まあ妥当なのかなと。

しかしこれを定格UPさせるのもいいかもと考えていたら、ダイオード全体が目に付いてきて、ツェナーは別としてもまだいくつも付いています。

コレは何だ?

調べてみるとおそらく高速スイッチングダイオードDS442(105V.0.5A)なのでした。

プリ部、パワー部問わず全部これが使われているので、やるならブリッジより一か八かこっちだと思われ。

Dsc_00473

どーん、200V.1Aのファストリカバリーに交換し、発振防止のセラコンをフィルムにしました。

相変わらずどこかに1つWIMAを入れたくなるクセ継続中、ここは絶好の場所。(笑)

これだと入力して最初の増幅部だけなのでまだまだ行きます。

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リバーブセクションからさらにパワー部も、とにかく全部交換です。

数カ所交換するたびにサウンドチェックしながら進めていきましたが、やはりダイオードだけでも変わってきますね。

少しずつ音が澄んでくるのがわかります。

Dsc_00501

残骸。

ダイオード9つ、セラコン1つです。

入力に近いプリ部にWIMA入れたから、出力の方のパワー部にも1つ爪痕を。(笑)

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久々にアメリカン指月の登場!

これ、ギター関係ではうまくいったためしがないけど、プリ部に味を付けたなら、パワー部はオーディオチックにいった方がいいのではという勘が働いただけです。

音をチェックしてみたらアッとびっくり!😲

ジャンと一弾きしただけでわかったくらい全体のレンジ感がスッと広がりました!!

これは想像以上の利きです。

耐圧は8倍の400V、低域の再現性がよくなるというのは本当だとしても、まさか全体の雰囲気まで変えてしまうとは。

パワー部の出口、ハイカットフィルターに目を付けたのがよかったのかもしれません。

どうやらこれで区切りを付けてもいい感触なので、またいったん組上げてしばらく弾いてみようと思いました。

「変わった」=「よくなった」と脳が勘違いすることはよくありますから。

さて、どうなりますか。

つづく。

※これら一連の作業は、確かな知識もなく、何の保証もなく、個人が勝手にやっていることなので、絶対に真似しないでください。

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2020年12月18日 (金)

Fender Sidekick Reverb 25 オーバーホールしてみよう!④

入力部のチューンを良好に終えることができたSK25の続きです。

オペアンプの選定に手こずりましたが何とかなりましたので、もうこれで終わりにしちゃってもいいくらいの気分だったんですが、日にちが経つとまたまたよからぬ気が、いや、トータルチューンに向けて前向きな気持ちが湧いてきます。

ということでトーンコントロール段以降もやっていきましょう。

Dsc_00522

Fenderアンプといえばパッシブトーンコントロールがお馴染みですが、このアンプはどうやらアクティブです。

それぞれの利きがよく、振る舞い方もパッシブとは違いますね。

ということは、駆動しているオペアンプで味の付き方が変わると。

とにかく三菱5218ばかり使ってあるので、ここもソケット化して最も好みのものを選定します。

入力のプリ増幅段のときのような決め打ちや先入観はちょっと横に置いといて、根気よく探していきました。

ここはどうやら押し出し感のあるオペアンプだと聴感上利き過ぎに思えたり、ブーストするほど硬く耳に痛い感じになってくるのがわかってきました。

なので、端正な響き、柔らかさも感じるMUSE8820がダントツによく、迷わずこれに決定です。

Tripart_0001_burst2020121623

さて、次はリバーブセクションです。

SK25のスプリングリバーブは、アキュトロニクス製とかではなくFenderオリジナルというやつで、Sidekickユーザーさんたちのサイトでは、「よろしくない。」とか「かかり方が好みでない。」など不評のようです。

でもこれ、ぼくは最初からBlues Jr.よりいいと思っていたので、やはり好みとか造詣の深浅があるんだなと感心しました。

大抵の場合、大げさにかけることはなく、ピチョとかジョビとかが目立ち始める手前で薄くかけるだけなので、むしろ本体はそのままでOK。

オペアンプ2つでのドライブなので、交換してどれだけ味付けが変わるのかといったところです。

!!!驚きました。

えっ!?こんなに変わるの??

いろいろ変えてみましたが、ここまで残響音の響き方が変化するとは思ってもみませんでした。

ぼくの好みだとOPA2134が最高に気持ちよくて、実音像の大きさを超えて広がったのは唯一これだけでした。

残響音質もドロッとした塊感が少なく、広帯域な浅鳴りをしてくれます。

文句なし、2134で決定です!

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電源ランプのLEDを交換しておきました。

イジってあることの証明になります。

大事なことだと思います。

Dsc_00562

久しぶりにアンプシャーシがキャビに戻りました。

リバーブ用ON/OFFスイッチをプラグ/ジャック式に改造したのでとてもすっきりしたと思うのですがどうでしょう。

ちなみにスピーカーケーブルは以前からよく使っているBeldenのヴィンテージワイヤー(50年代)です。

基板に半田付けしてシャーシからの直出しにしました。

この状態で試奏してよくなければ戻るし、よければ仕上げにかかれます。

さて、どうなりますか。

つづく。

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2020年12月17日 (木)

Fender Sidekick Reverb 25 オーバーホールしてみよう!③

SK25の続きです。

前回、パッシブミックスについて学んだということで、今回は入力部のシグナルチューンをしていきましょう。

、、、とその前に、

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電コンを全部換えておかなきゃですね。

Dsc_00492

最近は、電コンというとすっかり東信工業にハマっております。(笑)

1μFのところはパナのフィルムコンでチューン、あとは東信です。

おっと、この時点でノイズ激減、素晴らしい!!

ポイントは電源フィルター用電コンでしょうか。

実は動画サイトでこのアンプの試奏動画(少ない&外国人ばっか)をチェックしてみたんですが、完動品でも結構ノイズが出ていたので、いつもなら耐圧を一段上に上げるというやり方をしますが、今回は久々に容量をUPさせました。

3300μFは4700μFに一段UP、100μFは330μFに二段UPです。

パナのフィルムも含め、どれも少しずつ効果があると思いますが、今回大きな効果を出したのはおそらくフィルターの330μFです。

同じアンプを持っている人がどれだけいるかわかりませんが、これだけでもいいから交換するの超お薦めです!

あ、いや、感電するかもしれないので絶対に真似しないでください!!😣

それよりこのアンプ、もう1つやっておくとよいことが。

Dsc_00472

ほい、リバーブ用のフットスイッチを切断してプラグ/ジャック式に改造しておきます。

そうなんです、基板に半田付けされていてつながっているんです。

数少ないユーザーさんのサイトでも、「足下には置かないから、いつもアンプキャビにこいつをゴチャゴチャっと入れておかなければならない。」なんて書かれていたりするんです。

アンプシャーシの方は、元の穴にそのままモノラルジャックを設置して結線しておけばいいだけなのでとても簡単ですよ。

真似しちゃダメですけどね。(笑)

これでようやく本題のシグナルチューンです。

Center_0001_burst202012162

はい、ポットを分解、洗浄しております。

ボリュームとゲインの2つでガリが出ています。

こういうとき歯ブラシは便利ですね。

本当は新しいポットに入れ替えられるといいんですけど、この規格のポットがどうしても見当たらなかったんです。

こういう作業もかな~り久々でした。

Dsc_00512

スイッチ付ジャックもガリガリだったんで2つとも新品に交換、テフロンワイヤーで配線し直しました。

パッシブ部分のシリーズ抵抗は質を上げておくべきなのでDALEのRN、耐圧2倍です。

直流成分除去用のフィルムコンはVisyay、これも耐圧2倍です。

弱電のパッシブ部分に耐圧増やす必要があるのかと思っていた頃もありましたが、耐圧が高い方が低域特性がよいということをメーカーも資料で出してくれています。

SK25はFender(Japanだけど)でありながら、当時の時代を反映してか、音像がきゅっとまとまる方向の印象を受けたので、たとえアクティブEQ搭載でワイドにいろんなバランスに変えられるといっても、乱暴な言い方をするとクリーンではミッドでペケペケ、ドライブでもミッドでゴーーーッって直進してくるキャラだと思うんです。

ぼくはもう少し音像が大きく、ニュアンスによって広がったり散ったりする方が好きなので、入力はできるだけシェイプせずに欠損させずに送りたいわけです。

難航したのはオペアンプです。

デフォルトは三菱5218、大雑把に4558系列ですね。

最初は、OPA2604一択、今回もこれで決まり!

なーんて思ったのですが、ダメでした。😞

んー、ダメではないんだけど、思ったほどよくなかったと言うべきですね。

なので手持ちのいろいろなオペアンプから選び直したんですが、最終的にMUSE8920Dで決定しました。

8920を挿したときは明らかに自分のイメージする音へガツンとシフトしてくれました。

このアンプにMUSEは贅沢かもですけど、結果には大いに満足しています。

つづく。

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2020年12月15日 (火)

Fender Sidekick Reverb 25 オーバーホールしてみよう!②

前記事で

だいぶ分かるようになってきたつもりなので

なんて言っておいて恥ずかしいのですが、インプットが2つあるFenderアンプの入力部分について、どうなっているのか初めてちゃんとしたことがわかったので書いておこうと思いました。

Horizon_0001_burst202012142

エレキ弾く人なら誰でも見たことのあるこれですね。

SK25はINPUTと書いてあるだけですが、1、2とか、HI、LOWなんて書いてあるものもありますよね。

現物から拾って自分で図に書いてみました。

Sk25mixpart1

こうなっていたんです。

まず、2つともスイッチ付ジャックを採用しているのがわかって驚きました。

単なるモノラルジャックじゃなかったんです。

しかも増幅が入る前のパッシブミックス。

これをもとに1chにだけギターをつないだときを想定してみると、

Sk25mixpart2

図のように、2chに対して入っているように見えていたR2(33kΩ)が1chに対してパラレルで生きていて、入力抵抗が16.5kΩで働く状態になっています。

エレキの高出力なマグネットPUでも、本来パッシブの弱電信号には増幅前にシリーズで大きな抵抗を入れたくないですから面白い工夫です。

では、2chにだけギターをつないだときは、

Sk25mixpart3

こうなります。

1chだけの場合と違って、1ch側のR1(33kΩ)がパラでグラウンドに落とされた状態です。

つまり、入力抵抗はR2(33kΩ)のままで、かわりに入力インピーダンス抵抗として働いているR3(470kΩ)に対してR1がパラで加わっていることになります。

そうすると合成抵抗は31kΩとなり、2chはギターに限らずローインピーダンスな機器でもある程度うまく受けることができるチャンネルとして働くわけです。

アクティブ回路搭載のギターやいくつかエフェクターを通してあるギターなら2chにつないだ方がよい結果がでるときがあるかもですし、通常のパッシブ回路のギターなら線は細く、音量も控えめになるかもしれないけど、逆におとなしい出音をしたい場合に合うかもしれません。

では最後に、1、2ch両方にギターをつないだときはどうなるのかというと、

Sk25mixpart4

なんと、両チャンネルとも同じ条件になりました。

どちらも入力抵抗33kΩ、入力インピーダンス抵抗470kΩです。

パッシブ部分にシリーズで入れる抵抗は、音量も下がるし、音質も欠損したり濁ったりする方向へいくのでできれば避けたいですが、1chのみのときと違ってお互いの信号が逆流してくる(クロストーク)のを防ぐ必要があります。

この値をもし自分で決めるにしても、できるだけ値が小さく、確実に効果があるものを選びたいですから、SK25の33kΩというのはなかなか絶妙な設定です。

この頃のSidekickアンプ、製造は日本ですが、あのポール・リベラ氏が開発を担当しているそうです。

面白いですね、ヴィンテージのFenderアンプでは1947年の発売以来ずっとR1、2が68kΩ、R3が1MΩ、スイッチ付ジャックで同じ仕組みを採用しているのですが、80年代の安価なトランジスタアンプでも値を変更しながら踏襲されていたわけです。

それにしても、レオ・フェンダーが70年以上前に製品としてやっていたことを、ぼくは今になってようやく興味を持って見て、どういう仕組みになっているのか理解したんですから笑えてきてしまいます。

だってチャンプやプリンストン、デラックスの回路図とかは資料として持っているのでずいぶん前から何度も眺めてきたはずなんです。

やっぱり「本質が知りたい。」と思ったときに本当の学びが始まるのかなって改めて思いました。

以前読んで、強く印象に残ったインタビュー記事(2004年6月)、ポール・リベラの言葉を思い出しました。

“そこが消費者の習性ですね。 「クラスA」のように、なにかキャッチとなる言葉があるとそれに執着しやすい。その方が安心だしわかっているように見られるからです。アメリカではそういう言葉のことをBuzz Wordsと言います。Buzz Wordsばかりをあまり覚えると本質が分からなくなって危ないですよ。”

今回のことはBuzs Wordsとは関係ないのでちょっとズレているけど、モノ作りに携わる以上、本質を捕まえようとする姿勢は持ち続けたいなと思いました。

つづく。

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2020年12月13日 (日)

Fender Sidekick Reverb 25 オーバーホールしてみよう!①

月に2回くらいはリサイクルショップへ行くことがあります。

最近は売ることも買うこともあまりなかったんですが、久々に1つ買ってきました。

Dsc_00342

86年製のFender sidekick reverb 25です。

3年前、VOX Pathfinder V9168やV9158をカスタムモディファイしてみたことがあるんですが、今のぼくにとってこのサイズってホントにちょうどよくて、V9158はすっかりお気に入りの1台です。

今回のSK25は、箱のサイズがほぼ同じ。

嫌でも目に止まっちゃいます。(笑)

Dsc_00362

店頭で試奏してみたのですが、ジャックのガリ、ノイズの多さ等はあったものの、一応音は出たし、つまみやスイッチも全て動作はしているようでした。

VOXに負けないくらいお財布にも優しかったのでつい。(^^;)

1985sidekick

当時のFender Japanアンプカタログを見つけました。

発売は85年だったようです。

実は、ぼくが最初に買ったギターアンプがSidekickの一番小さいやつだったので、懐かしさが込み上げます。

残念ながら今のところSK25の回路図は見つかりません。

ま、でも、この手のシンプルなアナログ回路なら、どこを交換したり強化したりすればよいか、だいぶ分かるようになってきたつもりなのでがんばってみようと思います。

Dsc_00432

早速分解して観察、大雑把に仕組みを理解しながら、手を入れるとよさそうなところを考え始めました。

どうやらこれまで何も手を加えられて来なかったようなので、パーツによってはかなりヤバイです。

Horizon_0001_2

ふと、こんなところにも目が止まっちゃいます。

ELKだったんですね、作ってたの。

いや、ぼくは60年代のエレキブームはリアルタイムじゃないので詳しくないんだけど、もともとギターアンプの製造から始めた会社だということで知っていました。

ぼくより年配の方にとっては、大変懐かしいメーカー名なのでしょうね。

Horizon_0001_burst2

1986年11月21日に検査をパスしているのが分かります。

34年前ですね。

ノスタルジックになるタイプでもないんですが、外観に痛みの少ないノーマル状態でこれだけの年数残っていたことに敬意を表したいと思いました。

つづく。

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2020年12月 5日 (土)

キャノンさ~~~ん!

デジタル一眼を買い換えようかどうしようか迷っていました。

今使っているのはEOS Kiss X6i(2012年発売)です。

Dsc_0024

EOS D60(2002年発売)が最初で、次にEOS 40D(2007年発売)でしたから、動画撮影機能のあるデジタル一眼はこれが初めてです。

今年になって継続してやっているライブ配信も、夏以降はこのX6iが活躍しています。

不満なところは何点かあって、まずオートフォーカス状態だと、キャプチャーボードを使う限りピント枠が消せないということ。

そして、どう設定しても30分で一端OFFになるということ。

あと、やっぱりフォーカススピードが遅い(じわっと合わせてくれるのが好きなんだけど、X6iだとちょっと遅すぎる感じがある。)ということ。

実は今年の4月に、キヤノン機をWebカメラ化する「EOS Webcam Utility Beta」というのがキャノンUSAからリリースされているのを夏前ぐらいに知るんですが、β版だということもあり、対応機種も情報によって違っていたりということで見送っていたんです。

ところが9月の終わり頃になって正式版が出たということでチェックしてみたんですが、、、

Eos-webcam-utility

おー、ちゃんと正式な公式アプリとしてUPされてます。

で、対応機種は、、、

Photo_20201205124601

!???

EOS Kiss X〇の場合、X5とX7、X7i以降が対応していて、間にあるX6とX6iの記載がないです。

何で対応してないの??

めちゃくちゃ不思議だなぁと思いながらも、何か理由があるのかもしれないと思って一端諦めました。

でも、しばらくすると、日が経つに連れて「対応機種以外でも動作したという報告がある。」とか、「X4で問題なく動いた。」といった情報が少しずつ出てきたんですね。

で、先日、「X6iでちゃんと動作しました。」という情報(たぶんTwitter上)を見つけたので、ようやく試してみる気になったんです。

Photo_20201205124602

ダウンロードした.zipファイルを全て展開してSetup.exeをダブルクリックしていくだけですんなりインストールしていけました。

ところがインストールが完了してカメラをUSBケーブルでつないでも何も起こらないので、一瞬やっぱりダメなのか?

と思いましたが、ぼくが普段使っているOBSで動作が確認されているということだったので、OBSを立ち上げて設定してみると、、、

Obs

ふむ、全然OK、いたって普通に動作していました。

オートフォーカス状態でもピント枠が消えてます。

DCカプラーで給電しているので、そのまま3時間ぐらい付けっぱなしにしてみましたが、一度もOFFりませんでした。

別日にまた試してみましたが全く問題なく動作しました。

これ、マジで使えます。

EOS Kiss X〇シリーズは、X3(2009年)から動画撮影機能が搭載されていますから、誰かX3で試してOKなら、全部OKなのかもしれません。

というわけで、神アプリとか言っている人もいる「EOS Webcam Utility」なわけですが、一応長年のキャノンユーザーであるぼくもホントにそう思っちゃいました。(笑)

だって買い換える気なくなっちゃいましたもん。(笑´∀`)

でも、今回書いている内容は一切責任を持てないことなので、絶対に真似しないでくださいね!

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