FIND the ストローク DEOEMON にようこそ!

Logo_thgf_2015_3ここはギター工房Resonance Guitarsが、ギターのことや日々の出来事をつづっているブログです。

どうぞごゆっくりお過ごし下さい。

 

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今年もTOKYOハンドクラフトギターフェス2019に出展しました。

2019年5月18日(土)、5月19日(日)

東京都墨田区JR錦糸町駅前すみだ産業会館8Fサンライズホールにて。

たくさんのご来場ありがとうございました!

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2019年6月26日 (水)

69年製ストラトキャスター オーバーホール

久々にストラトがやってきました。

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69年製なので、ちょうど50歳です。

今では80年代製でもヴィンテージと呼ばれるようになっていますが、ぼくががんがんエレキを弾いていた頃は、やっぱり60年代以前のものを指していたと思います。

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何度かすり合せもしたのでしょうが、それにしてもすごい減りですね。

リフレットしましょう。

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慎重にフレットを抜いて指板調整します。

反り、ねじれ、波打ちといった不具合もここで一気に解消です。

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新しいフレットを打ち、磨き上げました。

そういえばついこの間、ネット上で、フレットはハンマリングがいいかプレスがいいかということでずいぶん議論になっているのを見かけました。

すみません、ぼくは両方使ってます。(笑)

どちらか片方だけで仕上げることはないです。

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ネックアングルの修正です。

平滑面が出ていないところへシムも挟まっていましたが、すっかりきれいにし、同時に角度も合わせました。

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ナットを再作成しました。

交換歴があり、もとのナットもうまく作ってありましたが、リフレットをすると交換が必要になる場合が多いです。

接着剤がなくてもよいくらいの精度で作り、少量のタイトボンドで止めました。

弊工房ではここに瞬接は使いません。

受渡しのとき、「すごいなぁ!」と言ってオーナーさんに大変褒めていただき、うれしいやら照れくさいやらで、楽しいひと時を過ごすことができました。

貴重なギターです。

お役に立てて本当によかったです。(^^♪

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2019年6月24日 (月)

DEO Signal Box 基板もスタート

弊工房オリジナルのステレオD.I.、DEO Signal Box製品版製作の続きです。

何か操作のできる便利機能が一切なく、あるのはGNDスイッチだけという今どき奇妙な製品ですが、なぜかステレオだったり、アコギのPUサウンドに合わせてチューニングしてあるという、ぼく自身が欲しかったものになっています。

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両面ユニバーサル基板を設計通りの大きさに切り出します。

とりあえず今オーダーいただいている分を全部切り出すことができました。

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2台分のパーツを載せ終えました。

手作業によるハンドワイヤードなので地道な作業の連続ではあります。

オートメーションで、プリント基板にチップ部品満載で作れば、もっとコンパクトになりますから、空いたスペースで便利機能をたくさん盛り込むこともできます。

でもそれは、コストや価格を抑えて、大量生産し、多売することではじめて商業的に優位になることですね。

そういう中で置き去りにされがちなのが音質で、音像が濁ったり痩せたり、ゲインダウンしたりといった部分をさらに回路上で補正することでどんどん人工的加工サウンドになり、プレーヤーのニュアンスが出にくく手元から遠いサウンドになっていくことはご存じの通りだと思います。

未だにデジタルなら劣化しないという人が時々いますが、それは同じだけの機能を持ったアナログ製品との比較であって、逆にアナログ部分を持たないデジタル製品はないのですから、やはりどんな回路で、どれだけの機能を持たせ、どこまでコストがかけられるかによって違いが出るのは同じですよね。

レゾナンス・ギターズのDEO Signal Boxは、そういうこととはまるで逆行したものなので、メーカー製ではまずあり得ない単機能アナログ高コスト仕様となっているわけです。

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ケースの方も少しずつ進めています。

おもしろいでしょ。(^_-)-☆

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2019年6月22日 (土)

000-28EC 共振ノイズの解消

000-28ECがやってきました。

どうやら生でもPUでもノイズが酷くて何とかならないかというご相談です。

早速調べてみましょう。

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ジョイント付近でのいわゆる元起きが起こってきています。

しかし、ネックアングル自体はネックリセットするほどではないと判断しました。

ハイフレットエクステンション部(ボディに乗っている部分)を低く削ってすり合わせましょう。

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こうすることで強いピッキングをしたときのビリつきを起こりにくくすることができます。

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良好に仕上がりました。

これだけでも全体的にすっきりした発音になりましたが、まだ特定の音程で結構な共振ノイズが出てきます。

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っと、発見しました。

PUマイクがブレーシングやボールエンドに接触しています。

これはいけません。

もともとブリッジプレート上のこの位置はメーカー指定の場所ですが、どんなギターでもOKかというとそうではないということです。

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音をヒヤリングで確認しながら場所を移動し、取り付け直しました。

これで共振ノイズは完全に治まりました。

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ブリッジピンの交換もありましたので、フィッティングし、取り付けました。

牛骨ピンです。

弦通しの小穴に注目してもらうといいのですが、これ、今ぼくがとても大事にしている加工です。

ピンフィッティングをしたことの効果が現れやすいのと同時に、弦がボールエンドからサドルに乗るまでのところでいびつなストレスがかからなくなるので、張った弦の特徴が素直に音となって出やすくなります。

お薦めなのです。(^_^)v

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2019年6月21日 (金)

J-45サンバーストをリフレッシュ!②

J-45リペアの続きです。

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このギターは、ウェザーチェックというか、塗装のひび割れがすでにたくさんありますが、一箇所木部まで長く割れていたところがあったので補強しました。

このパッチは木目が直交するように作ってあります。

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表面の方も塗料を盛っておきました。

しっかり乾燥したらサンディングしましょう。

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PUが搭載されていましたが、ボディ内で配線類が遊んでいたので、画像のように全てやり直しました。

これで配線が揺れて当たったり、マイクロフォニックノイズを発したりといったことを防ぐことができます。

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新しいナットを作成しました。

弦の配置は、E to Eをノーマルより僅かに狭く、各弦も弦間の空間部分を揃え、パッと見気付きにくいかもしれませんが、何気に押さえやすくしておきました。

Gibsonの場合、弦長が短いのに伴ってヘッド角度が17°だったりするので、3、4弦の溝を少しVの字に開いて切るのもポイントです。

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新しいブリッジピンをフィッティングし、新しいサドルを作成しました。

ピン穴のテーパー具合、サドルをはめたときの遊びのなさ、正確なピッチ補正等、かなり精度よく仕上げることができました。

受渡しのとき、オーナーさんが弾き始めたとたんに驚いて大変喜んでくださいました。

ぼくも最高にうれしかったです。(^_^)v

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2019年6月20日 (木)

DEO Signal Box 製品版はケースから

弊工房オリジナルのステレオD.I.(ダイレクトボックス)を作ります。

以前、プロトタイプは記事にしてありましたので、ここからは製品版です。

DEO Signal Boxは、電源が必要なアクティブタイプでありながら、便利機能をバッサリ切り落とし、シンプルな回路設計とオーディオグレードのパーツで高音質を確保したコンパクトなステレオD.I.となっています。

DEOクリアPU、DEO Mix Preamp同様、大変ニッチな製品なので、ギターのボディ内にPU、プリアンプ、電池を内蔵したエレアコを使っていて、ライブの時も会場にあるD.I.で充分満足されている方には全く必要のない物だということは理解してください。

さて、ケース作りです。

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はい、穴を開けました。
XLR(キャノン)ジャック用の穴はデカいのでさすがに手こずります。(^_^;)
でも、うまく作業できました。
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塗装しました。
DEO Mix Preampとお揃いになるようゴールドのハンマートーンです。
しっかり乾燥するのを待ちましょう。
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トップ面デザインです。
プロトのとき、すでに作ってあったのですが、先日自分のライブで使ってみて、文字の大きさ、フォント、LEDの位置など修正しました。
さらにいい感じになったと思います。
ところでD.I.って改めて考えてみるとやっぱり必要悪なところありますね。
どこで演奏するときにも、これがなくたって自分の思ういい音がPAから出てくれたら、、、って。
でも、ギターの信号ってPAのミキサー側から見ると少々厄介なのは確かで、D.I.はインピーダンスの変換とバランス信号への変換という重要な役割を担っているわけです。
近年、プロはもちろん、音作りに熱心なアマチュアでも、これはよいと認めたD.I.を自前で所有して持ち歩く例が広がってきています。
アコギのPUサウンドについて関心があって取組んできたけど、まだD.I.のことまではよく知らないという方は、自分の音作りの最終出口として一考されるといいんじゃないでしょうか。
つづく。

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