FIND the ストローク DEOEMON にようこそ!

Logo_thgf_2015_3ここは管理人であるDEOEMONが、ギターのことや日々の出来事をつづっているブログです。

どうぞごゆっくりお過ごし下さい。

コメントOK、リンクフリーです。

昨年に続き、今年もTOKYOハンドクラフトギターフェス2017に出展します。

2017年5月20日(土)、5月21日(日)

東京都墨田区JR錦糸町駅前すみだ産業会館サンライズホールにて開催です。

よろしくお願いします!

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2017年3月17日 (金)

完成!Kazemachi #05

久しぶりに弊工房オリジナルアコースティックギターKazemachiの製作記事です。

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3週間くらい塗装乾燥させていましたが、研磨しました。

ニトロセルロースラッカーの深みある光沢です。shine

研磨技術は大変奥深いものがありますので、ぼくなんぞはまだまだ下手くそかもしれませんが、現時点では精一杯、納得できるところまで磨けました。

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ボディの方も磨き、ブリッジ(ハカランダ)の接着もできましたので、ジョイント接着をしています。

1クランプですが、精度よくできていればこれで充分です。wink

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小ネタで恐縮ですが、フィッティングしてありますので、どのピンが何弦用かマーキングも施しました。

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ジョイント接着が完了しましたので、弦を張るとともにイントネーターを取り付け、ピッチ山を探っています。

これまでと同様、ナットでもピッチ補正してありますので、サドルのピッチ山は通常とは若干異なる位置になってきます。

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ボディ内にラベルを貼りました。

黒蝶貝の渋い輝きのリングとともに美しくできたように思います。

シリアルに「05」と書きながら、

「相変わらず遅々とした歩みしかできないぼくだけど、続けているから書けた05なんだ。」

そう思いました。confident

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Kazemachi #05がついに完成しました。

ねらった通りのレスポンス、基音の通り方、倍音の鳴りです。

フィンガーストロークで最高に気持ちよく弾けるギターにしたいというのがもともとのコンセプトなのですが、ぼくなりに渾身の出来になったと思います。

岩本ケースさんに作っていただいた左右非対称の専用ハードケースもバッチリ!

納入先の決まっているギターですが、ご厚意により、今年の東京ハンドクラフトギターフェスに登場する予定です。

もし、気になっている方がいらっしゃいましたら(いるかな?)試奏の許可もいただいてますので、5月20日(土)、21日(日)すみだ産業会館サンライズホールでの展示を楽しみにしていてください。happy01

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2017年3月15日 (水)

むおっ!Fuel Pumps!!

先日、弊工房レゾナンスギターズのKazemachi#04を使っていただいているRodoさんにお会いすることができました。happy01

いろんな話をすることができてうれしかったのですが、Rodoさん所属のバンドFuel Pumpsが去年CDを作って、名古屋のエルでライブ(何とソールドアウト!)を演っていたのを知っていたので、せめてCDだけでも欲しいと思っていたのでした。

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やたーあ!!happy02

手に入りました、FuelのCD。cd

「DeoemonさんもCD作ったんでしょ。」

とこちらのことも知ってくださっていたので、僭越ながらお互いにCDを交換させていただくことができました。

ハードロックとのことなので、今のぼくの趣向に合うかは分かりませんでしたが、聴いてみてびっくり。

めちゃくちゃかっこいいし、リズムもメロも歌詞も胸にズシッとくるものがあって、プロだからうまいのは当たり前なんだけど、「いいわぁ~、これ。」ってなってしまいました。

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Kazemachiが使われているのは2曲目の『ほんもの』。

ほんの1フレーズでも使ってくれていたらどんなにうれしいかと思っていたら、何とのっけから終いまでずっと鳴ってるんです、Kazemachiが。

あ、あかん、涙出そう。crying

Rodoさんのような卓越した人に認めてもらえるなんて、「きっといつかは!」っていう夢レベルのことだったので、もう勇気百倍というか、これから作っていくときにも自分を信じてやっていけるというか、そんな思いに包まれました。

ばいざうぇい。

何と珍しいことに、うちの家族がこのFuelのCDに反応したのでございます。

特にアニオタの妻と娘は、あろうことか「1曲目って絶対に『青の祓魔師』のOPに合うよね!!」などと言い始め、TVに『青の祓魔師』のOPを無音で映し、1曲目の『Kiss or Goodby』を鳴らして大喜び。

「ほら!やっぱり!!画の切り替わりと曲の展開が怖いくらいリンクしてるー!!!」

「やだ、もう、この曲が本当のOPだったんじゃないかって思いたいくらい!!」

「あのなぁ、頼むからCD返して。」

・・・・・・Rodoさん、スミマセン、うちで『Kiss or Goodby』がパワープレイ状態です。

ホントはこんなやつです。

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2017年3月11日 (土)

ヴィンテージなギターの場合②

指板調整を良好に終えることができたヴィンテージ・ストラトの続きです。

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新しいフレットを打ち、すり合せ、山を出し、研磨するところまできました。

画像では指板にマスキングテープを貼り込んで養生しています。

しかし、この手の画像で養生していない様子もこれまでたくさんUPしてきました。

実は、ぼくには大きく3パターンあって、最後まで養生したままで研磨する場合、途中で養生を剥がす場合、最初から養生しない場合があります。

今回は、途中で養生を剥がし、指板のえぐれ箇所との違和感がないように仕上げるパターンでした。

つまり、指板調整を終えたときの様子やオーダー主さんの求めているネックの感触をぼくなりに読み取って、なじみ具合を変えているということです。

当然、養生すれば指板調整したままのピシッとした感じになり、しなければ使い込んだ感じに近づきます。

初めてブログに書いてみましたが、これは対面式でオーダーを受けているからできることだと思っています。confident

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新しいナットを作っています。

今回は無漂白オイル漬牛骨を使っています。

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いつものようにきっちり磨きまで入れて完成しました。shine

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もともとヴィンテージならではのいい音を響かせていたストラトでしたが、フレット、ナットともに高い精度で作業できましたので、さらに木部の鳴りがガッツリ引き出せたと思います。

早速受取に来てくださいましたが、大変気に入ってくださり、明日12日(日)のライブで使っていただけるそうです。

ヴィンテージギターの場合、機能や音を十全なままにということと、他の使い込んだ部分と感触をできるだけそろえるということで独特の注意点がありますが、うまく施すことができて大変ホッとしています。happy01japanesetea

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2017年3月 7日 (火)

ヴィンテージなギターの場合

ずいぶん温かくなってきた今日この頃ですね。sun

でも花粉はすごいです。wobbly

さて、以前少しお世話させていただいたことのあるヴィンテージギターがやってきました。

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トラジションロゴですがスラブボード、ジョイントプレートの刻印シリアルも7から始まる5桁ということで、62年と64年の特徴が混在している1本です。

今回はリフレットのオーダーをいただきました。

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オイリングをし、ハンダごてで温めながら、古いフレットを慎重に抜いていきます。

使い込んできたギターの指板は、ときに大変脆くなっていることも少なくありません。

このギターもハンパなく使い込んであって、最も減っているフレットは何と2分山!?ほどしか残っていないという凄まじさです。

フレット抜き専用に加工してあるクイキリが噛まないということを初めて経験しました。coldsweats02

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ナットも外します。

一度交換されたもののようですが、残念ながらナット底面は木部から浮いており、接着剤で止まっているだけでした。

やはり底面にRの付いたナットの工作は、密着させようと思うと難しいのですね。think

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指板調整します。

指が当たってえぐれている箇所がたくさんありますが、ネックストレートの状態がもともと良好なことと、オーナーさんも「あまり削らないでほしい。」ということだったので、必要最小限にとどめました。

ちょうどいい感じだと思います。happy01

つづく。

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2017年2月21日 (火)

マーティンD-42を治します!③

バインディング剝れ補修、フレットすり合せが良好に進んできたD-42の最終です。

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ノーマルのプラピンから牛骨ピンへの交換もオーダーいただきましたが、ピンフィッティングとは別に、弦ノッチ加工の要望も受けましたのでそちらを紹介します。

まずはボールエンドが止まるところからピン穴入口へ真っ直ぐ溝を作り、ブリッジへの弦のアタリが良好になるように導いてきます。

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さらにそこから適度なRを持たせつつ、サドルに向かって弦が立ちあがってくる角度を出していくわけです。

弦のブリッジ材への接触が良好になることと、6本の押弦テンションを整えられるという利点があると思います。

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サドル底面の様子をチェックしています。

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画像のような治具を使い、弦高調整と同時にサドル底面を整えていきます。

しかし、こういった治具を使えば即OKということはなく、仕上げは手業で行っています。

角の面取りも大切ですしね。wink

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仕上がりをチェックしています。

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以上で完成です。

新しい弦を張ってほしいということでケースのポケットに入れてくれてありました。

ぼくのような仕事をしている者にとって、大変配慮のある素敵なお客様です。

鳴らした瞬間「あっ。」と思いました。

これぞマーティン40番台という音が工房部屋に響きました。notes

何事もなく無事に北海道まで届いてくれよと願いながら送り出しました。

既に受け取られ、仕上がりに満足してくださっているようです。

どうやらよいリペアができたのかなと思い、じんわり喜んでいます。confident

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