FIND the ストローク DEOEMON にようこそ!

Logo_thgf_2015_3ここはギター工房Resonance Guitarsが、ギターのことや日々の出来事をつづっているブログです。

どうぞごゆっくりお過ごし下さい。

 

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今年もTOKYOハンドクラフトギターフェス2019に出展しました。

2019年5月18日(土)、5月19日(日)

東京都墨田区JR錦糸町駅前すみだ産業会館8Fサンライズホールにて。

たくさんのご来場ありがとうございました!

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2019年8月11日 (日)

早期予約分完了 DEO Mix Preamp & DEO Signal Box

この半年余り、Resonance Guitarsとして初めてアコギ用プリアンプとダイレクトボックスを製作してきました。

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また2つ組み上がりました。

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で、また次のケースの塗装をして、

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中身を組んでいきます。

てな具合に5台、10台、、、、、と組んできまして、ようやく予約注文してくださった方々の分が全て完了しました。(^^)/

早速ライブの現場でどんどん使ってくれて、うれしいコメントを寄せてくれている方々もいるので喜んでいます。

でも反面、プロとしてこういうものを手掛けることの大変さも味わいました。

ちゃんと出音チェックもクリアしてお渡ししても、使い始めてすぐに不具合が発生するケースが3件ほどあったからです。

そのうち2件は手直しすることで万全になっていきましたが、ハンダ不良など、不具合が発生しやすい状態だったことに気付かなかったぼくのミスでした。

残る1件は、どうにも原因が分からず、最終的に基板ごと挿げ替えるしかなかったケースでしたから、これもぼくのミスだった可能性ありです。

幸い予約注文の皆さんは、何かあればすぐに連絡してくれる人ばかりです。

他の業務でもそうですが、今回も本当にお客さんに救われているとしか言いようがないです。

ありがたいです、心より感謝します。

当初、広く一般に宣伝して販売できたらな、とか考えていたことがいかに甘かったかを痛感しています。

ギター本体のリペアや製作が本筋である以上、ぼく一人で周辺機材にまで本格的に手を伸ばすのは無理がありました。

誰か卓越した腕前の人が製作を請け負ってくれると言うなら話は別ですが、そうでない限りはやはり、こちらから宣伝したりせず、どこかでこれを知って、欲しいと思った方だけに1つ1つ作っていくというのがぼくのスタンスには合っているようです。

というわけで、注文があればまた作ろうと思います。

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やっと自分用のも組めました。

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右から、

  • DEO Mix Preamp : 弊工房オリジナルの2chミックスプリアンプ
  • MR.BLACKのeterna : シマーリバーブ専用機
  • Free The ToneのAmbi Space : 4つのメモリーを備えたリバーブ機
  • DEO Signal Box : 弊工房オリジナルのアクティブ型ステレオD.I.

です。

2回ほどライブで使ってみましたが、念願の音質、我ながらとてもよかったです。

しばらくはずっとこのセットで演っていけそうな手応えなのです。(^_^)v

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2019年8月10日 (土)

Akanesora 04 & 05 ブレース材

先月から製作をスタートさせたAkanesora 04と05の続きです。

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バックセンター補強材を取付けました。

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こちらが04、ブラックアカシアです。

補強材はトップと同じくポートオフフォードシダーから切り出しています。

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こちらが05、ウェンジです。

補強材はトップと同じくシトカスプルースから切り出しています。

続いてブレーシング材を切り出す作業に取りかかりました。

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トップ用もバック用も全部切り出しました。

04はルッツスプルースを選択、05はアディロンダックスプルースでのオーダーです。

画像では分かりにくいですが、ルッツは白っぽいクリーム色で刃の通りもシトカとそんなに変わりません。

アディロンは、比べると少し赤みがあって、目が強いせいか刃がくわれて持って行かれそうになります。

同じスプルースなので、作業中よく見ないと間違えそうになりますが、切り進んでいくとアディロンは手強さをはっきり感じます。

音に違いが出るのは当然だなと思います。

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一本一本サンディングして、設計した通りの幅、高さに整えました。

トップにしてもバックにしても、これを貼り込んで音作りをするときってすごくやりがいがあって楽しいんです。

音を想像するだけでわくわくしてきました。(^^♪

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2019年8月 9日 (金)

70年代ハミングバードのリペア ③

ヒール剝れや板割れ等、そのまま使い続けるのは無理があったハミングバードですが、充分使ってもらえるだけの状態まで治すことができました。

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オーナーさんの方ではなかなか見つけることができないブリッジプレートの補修もこの通りです。

ボールエンドのくい込みも解消されて、トップ材やブリッジ材にまで達するのを防ぐことができました。

これはもちろん、音的なことにも関係していて、例えばくぐもり感や倍音の乏しさといった症状を改善できるときもあります。

さて、今回のリペアメニューは以上で完了なわけですが、別の部分でこのギターの持つ症状を紹介しておきます。

というのも、症状の重い軽いは別として、よくある例ではないかと思うからです。

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この画像を見ると、ボディのトップ面に対して、ネック及びヘッド面が斜めに傾いているのが分かるでしょうか。

もちろん、目視だけで断定することはできないので、実際には計測するのですが、このネック、弦を張っていくと、ねじれながら曲がるのでこういう状態になっています。

誤解を招かないようにしたいのですが、これはこの個体固有の症状ではなく、他のギターでもよくあると思うのです。

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これは1弦側です。

ナットから3フレットあたりに順反りの症状がありますが、それ以外は概ね真っ直ぐです。

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これは6弦側です。

ナットから3フレットあたりの順反りもそうですが、それ以外も全体に順反りです。

「じゃあトラスロッドをもっと締めればいいのでは?」と思ってはいけません。

6弦側が真っ直ぐになってくるまで締め込んだら、1弦側は大きく波打ちの状態になって、とても弾けたものではありません。

なぜ波打ちかというと、トラスロッドには利きやすいポイントとそうでないポイントがあるからです。

おそらく多くのギターが5フレット~8フレットあたりで利きやすく、そこから離れるほど利きにくい構造のはずです。

つまり、このギターのナットから3フレットあたりの順反りは、トラスロッドをかなり回し込んでいってもなかなか矯正できず、それ以外は逆反りになってしまうということです。

ネックのねじれや波打ちは、極めて症状が軽く、無視できるレベルのものもあるでしょうが、はっきりと出ている場合、単純な順反りや逆反りに比べて、かなりセッティングに困るでしょうし、弾きやすさや音の面でも不具合を感じることがあるかもしれません。

これをどうやって治すかというのは、きっとリペアマンによって考え方も方法も分かれると思います。

Resonance Guitarsの場合は、リフレットをオーダーしてもらい、古いフレットを抜いた後の指板調整で解消する方法をベースにしています。

もちろん指板を削る量には限界値の目安を設けていますから、症状の重いものはトラスロッドの締め具合や新しく打つフレットのすり合せも絡めながら仕上げることもあります。

1つのやり方として皆さんの参考になれば幸いです。(^_-)-☆

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2019年7月25日 (木)

Kazemachi 02 7度目の初夏を迎えて

昨日から気温が上昇、そのかわり湿度がじわじわと下がってきています。

いやー、梅雨なので先週から今週初めまで湿度が上がりっぱなしで。(^_^;)

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これ、Kazemachi 02、ぼくの愛用機です。

完成してから丸7年経ちました。

じっくり時間をかけて勉強しながら作ったものですから、ちゃんと使える1本になっている反面、今と比べて細部の精度、ミスの数、経年を踏まえた不具合の想定に違いがあり、これまで結構手間のかかる子でした。

時々人前で演奏活動をするので、気になる度に手直しをしながら使ってきたというのが正直なところです。

ブリッジリセット、ネックリセット、フレットすり合せといった大きめのリペアも入れましたし、ナットやサドルの修正は何度も施しています。

それは、何と言っても季節の変化に合わせて、他の持ち物より大きく状態が変わってしまうからだったのですが、、、、、。

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あっとビックリ!!

いつもなら梅雨時期はお腹が膨らんで最も弦高が上がる時期なので、春にバッチリ調整したところからさらに調整するのですが、今年は全くと言っていいほど変化なし。

画像のように、フレット頭の延長がブリッジトップにベタピンです。

もちろんネックの反り具合、ボディの膨らみ具合、弦高等もあまり変化なく、こんなに安定しているのは今年が初めてです。

7年間、いつも弦は張りっぱなしだったし、夏と冬ではまるで別のギターみたいに木が動くので、弾きにくくてしょうがないときもありました。

木材は、製品化されてからも組織の構造が徐々に変化し、固化していくと言いますが、今Kazemachi 02には、そういうことが目で見てもわかる形で現れてきているということでしょうか?

だとしたら、メイン機として粘り腰で使ってきた甲斐があったということになります。

ちなみに新しいのはどうかというと、

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今のところ最新のKazemachi 08です。

完成してまだ2ヵ月くらいですから、やはり梅雨の湿度でネックもボディも木が動いていました。

でも、以前の02のようには動いていません。

やはりいろいろな部分で工作自体が上達したおかげ(と信じたい)でしょうか。

0.5㎜ほど弦高が上がってきているのを微調整するだけで済みそうです。

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6弦12F上で2.7㎜にセットしてみました。

本当は2.5㎜にしたいのですが、それは秋を待ってからにしようと思います。

若いギターですから、この梅雨時期と同じだけの動きが逆側に起こる可能性もないとは言えません。

もし起こったら、何もしなくても6弦12F上が2.0㎜なんてことも、、、、、そこまではないかな。(笑)

まあしかし、アコギは木という自然素材でできていて、ボディは3㎜にも満たない薄い板を使っていますし、6本の弦の張力は合計で70㎏超ですから、日本のような温湿度変化の激しい環境で動かないわけはないですよね。

08は、いったん弦を緩めた方がいいかなと一瞬思いましたが、やっぱりやめました。

これまで同様、一定の負荷をずっとかけ続けながら、動きたいだけ動かしてやろうと思います。

明確に安定度を増すのは年数的に02と変わらないでしょうが、ギターとして気にならない程度に安定してくるのは02より早いと予想しています。

つまり、別の言い方をすると、いちいち弦を緩めて負荷を抜いていると、木の動きをある程度防ぐことはできても、弦を張って負荷をかけたときの安定度はなかなか得られず、もっと長い年数がかかってしまうと予想しているということです。

圧縮するような負荷が常にかかった状態で楽器として使われ、弾くことで振動させた方が固化は早いそうですよ。

許容範囲を超えてあまりにも弾きにくくなったら、そこでガツンとリペアです!(^_-)-☆

※今回の記事の内容については実に様々な考え方がありますし、個体差も当然大きいですから、何が正解かも知らない地方リペアマンが拙い経験から稚拙な学びをしている程度のことです。
間違いの塊だと思いますので、安易に信用なさらないようお願いいたします。<(_ _)>

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2019年7月22日 (月)

DEO Signal Box 予約順に仕上げてます

DEO Signal Box、予約分製作の続きです。

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ハンドメイドなので、同じものを同じようにいくつも作っていくとなると、ただ単純に集中力の持続が大事になってくるから不思議です。

当たり前ですかね。(笑)

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ケースは、2台分の塗装やラベル、パーツの組み付けができています。

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基板を組み込んでいきましょう。

上の画像の状態でいろいろチェックしていきます。

出音できるか、ゲインレベルはどうか、ノイズレベルはどうか、LchとRchの差異はないかなどです。

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保証書等を準備します。

そう、こういうのも1つ1つ作ってます。

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だんだんおなじみになってきてしまった手提げ袋に入れて出来上がりです。

個人的には、やっぱり箱の方がいいように思うのですが、「持ちやすい。」「後で使える。」という意見やら「オシャレ。」「ぽくなくていい。」などと言われ、何となく定着してきてしまいました。

今のところ一般に流通させる気はないので、まあいいかなと思っていますがどんなもんですかね。(^^ゞ

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