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2011年11月6日~2012年5月20日まで、実に7ヵ月近くかかって、よwwwやく、ぼくのJ-45が完成しました。
もうね、感動というか、じぃ~んとしっぱなしというか、ついにギブソンアコが自分のものになったっていう思いでいっぱいです。![]()

記念撮影。
どうです?
いいでしょ。
これぼくのですよ!
子どもみたいに小躍りしたくなっちゃいます。![]()
でも、音はどうかな?
なんて、ちょっと冷静な、大人な自分もいたりして。![]()

それで、「わずかにパサつき感があるかな?もうちょっと骨攻めしてみよう。」というわけで、ブリッジピンを牛骨製に変えてみました。
OKです。![]()

気をよくして、早速PUまで仕込んでしまいました。
ディマジオ・DP230です。
重量でいくと、ご存知の方も多いでしょうが、
フィッシュマン・ブラックスタック>タカミネ・TRY-AX>LRバグス・M1>ディマジオ・DP230
なんです。
TRY-AXとM1は、長いことぼくの愛用品です。
ブラックスタックは、重量もそうですが、音もぼくの好みではありません。
DP230は好みです。
というか、好みのバランスにもっていけます。
デフォルトのままだと、カタイとかカリカリし過ぎと思う人もいるでしょうが、実は他のPUよりもポールピースのセッティングでかなり変わります。
TRY-AXやM1と似たバランスで、もう気持~~ち音像をスッキリさせたいとか、クッキリさせたい場合にとても使えるPUだと思います。
色が嫌?
ええ、そうですね。![]()
でも、PUカバー裏に貼り付けてあるオレンジ色の紙を剥がすだけで、すっかり落ち着いた雰囲気になりますよ。
ぼくのように裏を黒く塗ってしまえば画像の通りです。(※やってはいけません。)

あ、そうそう。
コンタクトPUは、DEOクリアⅢを仕込んであります。
DEOEMONの大したことのない最新オリジナルPUです。![]()
今まで作ってきたDEOクリアⅡとどう違うかは、また別の記事で。(カナ?)
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J-45を組み直しながら、その間、友人からのリペア依頼も5、6件あり、今はそのJ-45を完成させながら、改めていろんなことを振り返っています。![]()

J-45のサドルは、迷わず漂白牛骨を使います。
コンパウンドラディウス仕様にしてますから、ギブソンではありえない16Rでの作成です。
ぼくは17のとき、初めてギターを手に入れて、最初こそアコギだったけど、すぐにエレキへと移行して、そこからずっと20年以上エレキの人でした。
30そこそこの頃、中古のD-25Kを手に入れて、部屋で中川イサトやステファン・グロスマン、ジョン・レンボーンの比較的簡単なフィンガー曲を四苦八苦しながらコピーしました。
そのときは別にアコギについて特に何も気にしなかったのに、今のようにアコギメインで弾いて、ライブも演ったりするようになると、アコギに対する無意識の誤解がいろんなところに生まれてしまいました。![]()

いつものように、できるだけスロットに対してぴったりフィットするように厚みや端の丸みを削り出します。
弦振動の支点となるナットやサドルの作りは、できるだけ余分なものを取り除き、タイトに仕上げていくことで振動ロスをなくすことができます。![]()
すると、そのギターなりのレスポンスやサスティンが引き出せるはずですが。
分かっているはずなのに、こうしたアコースティックチューンときに、エレキで慣れ親しんだエレクトリックチューンの考え方に時々邪魔をされました。
つまり、アンプなどの機器についているトーンコントロール回路やEQを操作する感覚です。
「このギター、もっとローが出んかなぁ。」
って思えば、エレキなら、つまみ一発二発でローブースト、ハイカット&ゲインアップなどして、すぐさまハウリングの危険にさらされることもなく調節できてしまう。
アコギで各部をセットアップするとき、本体が本来持っているポテンシャルを引き出す方向で鳴るようにすることは、時間をかけて丁寧にやればできるけど、それはどこかの周波数を狙ってエレキのようにクルクルと音のバランスを変えるようにはいかないんですよ。
そんなエレキだって、再生装置があるからできるわけで、アコギのように生音の段階でそれを求めたら、おそろしく手間のかかることになってしまう。
分かっているようで分かってなかったよね。![]()

ナットはこんな感じでできました。
こういう部品の形状や弦溝のわずかな作りで、ある程度(ほんの少しの)調節ができるようになりました。
ぼくの中では、欲張らない系の面接触セッティングです。![]()
鳴りをよくする方向でチューンすると、スポイルされていた部分が復活して、結局、全域に渡って持ち上がってしまうことも。
それをまた、どこかの帯域を「押さえたい。」って、それがエレキ的。![]()
アコースティックチューンだと、塗装、板厚、ブレイス形状といった、ギターの構造的な部分に大ナタを振るわなければできないこともたくさんある。
全体的に妥当なチューンが施され、各パーツの素材や弦の好みも合わせた状態で、どうしても気に入らなければ、はじめから、もっと自分好みの音の出るギターを買っていればよかったという話になってしまう。

サドルもこんな感じでできました。
中央で4.6㎜出ています。
そう、アコは日に日に変化します。
弦高などのセットアップも、音の抜けも、振動の仕方も。
自転車のフレームの買い替えだと、ある統計では、「日本人は2~3年で買い替える人が最も多い。」で、「ヨーロッパでは7年前後で買い替える人が最も多い。」のだとか。
日本人は、スペックマニアが多く、飽きっぽいっていうのは本当なんでしょうか?
自分も知らず知らずそうなのかと思うとかなり残念です。![]()
だって、たった2~3年では、新品で買ったギターがよく弾きこなれ、本領発揮したときの音なんて分かるはずないでしょ。
これからも、きっと魅力的なギターを見かけるでしょうけれど、25年連れ添っているギブソン・レスポールのように、ヒスコレに買い替えるみたいなこととかせずに弾いていきたいな。

この角度からだとナット溝の高さが分かりやすいでしょうか。
ここはあえて下げ過ぎないようにしています。
下げると言えば、ぼくはやっぱり弦高を下げようとしてしまう。
友人たちも一緒かもしれない。
エレキはいいよ。
ガシャガシャ弾いて、バズがいっぱい出ていても、生音小さいし、マグネットPUで拾ったアンプからの音には出にくいから。
アコギは辛いよね、弦高上げると。
だからエレキ並みに下がらんかなって思っちゃうけど、そこは自分のピッキングと相談ってことになっちゃうよね。
ぼくはフィンガーで弾くことが多いけど、3~5月と9~11月は、12Fで6弦2.5㎜、1弦2㎜を基準にしてます。
ちなみに6~8月は+0.2㎜以内、12~2月は-0.2㎜以内で考えています。
つまり冬はバズが出やすい状態ですけど、そういうもんだと思って付き合わないと。
そこですぐに弄ったら、今度は夏に弾きにくくなってしまう。

このギター、半年以上ぶりに弦を張りました。
弦を張れたというだけで感動!!![]()
だってバラバラにしちゃってたんだもん。
ネックの様子はこんな感じ。
この間、リサイクルショップで同じ近年もののギブソンJ-45を見つけたけど、これとは逆で、ハイポジは順反り、ローポジは逆反りの状態になってた。
結構盛大に。
でも、お値段168,000円だった。
高けー!!
ぼくのJ-45、世間的には大した音じゃないですけど、ノーマル時より数段レスポンスは上がっています。
弾きやすいです。
ここまで辿り着けたことが、ぼくにとっては最高です。![]()
![]()
しみじみ~。
次回、ついに完成か!?
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ぼくのJ-45は、07年製の近年ものです。
ペグは、J-45と言えば白ボタンのクルーソンというイメージが自分にはありますが、ロトマチックの方が実用的かな?と常々思っています。
その点、07年製の場合、スタンダードはグローバーのロトマチックがデフォルトなので、ゴトーの510が無加工で使えます。

画像右が仕入れた状態のまま。
もちろんいつものようにHAP-AとXフィニッシュを指定しています。
左はボタンをパールホワイトに変えてみたものです。
どっちがいいかなって、本体リペアしながら眺めたり、ヘッドにあてがったりしていたのですが、どっちも悪くないなと。![]()
でも、どっちも決め手に欠けるかなと。![]()
![]()
で、再考の末、こうなりました。

はい、上記2種よりも大きめの黒ボタンです。

黒ボタンは、樹脂製でもいいのありますし、エボニー材のものもいいですが、今回は、なぜかうまいこと手に入った水牛骨製のものです。
ペグボタンでこの感じは初めてです。
なかなかいいですよ。![]()
って、こんなことやっているとますます弾きたい気持ちが。
ということでフレットも打ってしまえ!![]()
![]()

はい、打っちゃいました。
いつも細かい工程を省いて書いちゃってますが、これはスーパー省き過ぎですね。![]()
ちなみに打ったのは、あえてミディアムフレット・・・・・・。
何でやねん!!!
ってつっこみがいろんなところから聞こえてきそうですが。![]()
![]()

すり合わせ開始~。

ネックリセット時の仕込み角がねらい通りにいっていたせいか、すり合わせ完了した時点でフレット上面の延長は、ブリッジ地点でこの通り。

んで、磨き上げてフレット打ち完成。![]()
きれいにできたと思います。![]()
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ネックリセットのクランピングをしている間にピックガードでも作ってみましょ。![]()

トーティスのブランク板にオリジナルのPGを重ねました。
外周をニードルで罫書いていきます。

見えますかね。
こんな感じです。

え~、台所占領中。
奥さんごめんなさい。![]()
あ、でもですね、お湯で温めながらやると加工しやすいです。

ほらね。
罫書線から1㎜ないくらいのすぐ外側をはさみでジョキジョキ切れちゃうんです。
楽ちんですなぁ。
しかーし、ここからはそうはいきません。
べベルドエッジ加工開始!!

トーティスは1㎜前後の厚みがあるので、いい感じで丸みが付けられます。

先っぽだってほらね。
これはまだ番手が低いので色がくすんでますな。
ここからどんどん番手を上げていきます。

ここまで磨くとヤスリ傷もだんだん見えなくなってきます。

いい艶が出てきました。
ちょっとオリジナルと比べてみましょ。

いやー、さすがトーティス。
質感の違いは圧倒的です。
よし、一服もしたし、最終磨きだ!

うひゃひゃ、できましたぞ。![]()
今回かなりいい出来です。![]()

貼り付けの準備も整いました。
両面粘着シートです。

あはは、クランピングが終わった本体に早速貼り付けちゃいました。
なかなかカッチョエエ出来栄えだと思うんですが、どうですかねぇ。
次はフレットか?
いや、頼んでおいたペグもすでに届いているので付けてしまいたいし。
どうしようかなぁ。![]()
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塗装がすっかり終わったぼくのJ-45。
ねらった角度に仕込めるようにネックヒールを削り、ダヴテイルジョイントがぴったりはまるようにシムも作成しました。
いけそうです。![]()

いそいそと接着するための準備を整えました。
マスキングテープは、溢れ出してきたニカワをサッときれいに取り去るために必要です。

ハイドグルーです。
湯煎してます。

クランピング完了。
よさそうです。
ボディをリビルドするときに比べると、クランプも2発のみですし、何だか簡素なイメージさえわいてきました。
すごく緊張を強いられる作業が続いているのにおかしいですよね。
大丈夫なのか、ぼく。![]()

このまま2日間乾燥させました。
いやあ、ここまでくると、一気にギターが見慣れた形になりますので、弦を張って音を出す日が俄然楽しみになってきます!
どんな音だろうなぁ。![]()
ぼく好みの音が出てくれるといいなって、勝手なことを思ったりしちゃいます。
ここまで長かったなぁ。
あ、いえ、リビルドもですけど、ギブソンアコギっていうことについても。
このリビルドは、本業の傍ら、趣味でこつこつやってきましたから、もう半年以上かかってます。
D-28のときも近年もの難ありハズレの個体でしたが、このJ-45は、正直ハズレというより不良品と言っていいレベルの個体でした。
それでもこれは、いつも小銭しかない貧乏素人のまたとないチャンス。
無事完成できたら、今度こそ本当にぼくのギブソンです!!![]()
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